11月21日の日記 異種生命体との接触

なぜかあまりにも疲れてしまい、終業後気絶するように寝てしまった。寝ている途中何度か息が止まっていたような気がする。やばい!

『法治の獣』を読み終えた。とても面白かった。

人間が異種生命体に対して与える影響について考えさせられた。思えば、自分と全く異形の生命体を描いた『ソラリス』にしたって、人間が影響を与えるというよりは与えられることが主だった。ほかの作品にしたって、その接触で人間側にとって脅威になることが描かられるがちな気がする。

そうではなく、他ではない人間自身が、異種生命体にとっての侵略者になるのではないか?そしてその侵略は、人間が感知できないしかたで進行することもあるのではないか?生命体を最大限尊重したかたちで接触したとしても、接触したことによる変化は免れえず、その変化は思いもよらない経過を辿ることになるかもしれない。

本書には好奇心についての一節があるが、それがとても印象深かった。

『見知らぬものと出会う』を読み返したくなった。

とにかく、次は『オーラリメイカー』だな。


曇り
『法治の獣』

(2022/11/21)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?