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6月26日 寂寞感の解体

体調があまりすぐれないかもしれない。
全部暑さのせいだ。

昨日も書いたが、引き続き「みんなで早押しクイズ」をやっている。

南アメリカの国のうち、ブラジルに接していない2つの国とは、エクアドルとあと1つはどこでしょう?

答え:チリ

日本の海上自衛隊の習慣で、昼食の献立がカレーとなるのは毎週何曜日でしょう?

答え:金曜日

1985年、東京・恵比寿で日本初の本格的な宅配ピザサービスを開始した、本社をミシガン州アナーバーにおくアメリカの宅配ピザチェーンは何でしょう?

答え:ドミノピザ

…というような問題が続く。いまはランクが低いので比較的簡単な問題ばかりだが、普通にわからないものもある。

ランクが上がっていくと難易度もどんどん上がっていく。問題が難しくなるし、対戦する相手も強い人ばかりになる。
以前やっていたときはA-までに到達したのだが、そこからはまったく勝てなくなった。Bくらいが一番やりやすい。ちなみに上に書いた問題はC-の問題である。

ここまでの問題はあらかじめアプリ側に用意されていたものだったが、自分で作問することもできる。
作問したものを共有してみんなでクイズをすることもできる。フリーマッチがそれにあたる。
フリーマッチは以前では全くやっていなかった。というかその機能自体あまり知らなかった。今回はフリーマッチをすこしやってみた。

入るとみな思い思いのクイズをしている。

そのなかのひとつに世界史の期末テスト範囲が問題とされているクイズがあったので入ってみた。

おそらくこれをやっているのは高校生がほとんどだろう。おじさんも期末テストの勉強したいから入れてくれるかな?(^_^)

問題が始まる。これはゲルニカだろう。しかし「ゲルニカ」の文字が頭にパッと浮かばず逃してしまった。

えーと、これは…(^_^;)
悩んでいるうちにみんな正解していった。

そのあともみんな次々に正解していき、すぐにクイズは終わった。なんだか儚かった。

ほかにも日本史や地理の問題もあったりして、みんなこういうので勉強したりしてるのかなあなどと思ったりした。ゲーム感覚――というかゲームなんだけど――でできて楽しそうだね。

やっているうちに感じてきたが、これは知識の棚おろしをしているようだ。正直、フリーマッチで出された大学受験用の問題はわからなくなっているものも多い。でも、こうして定期的にクイズという棚おろしをすることによって自分がどれだけわからなくなっているか俯瞰的に見ることができる。これで自分の限界がわかるし、それによって今後の身の振り方も考えることができる……なんてことを思ったのだった。

いまiPhoneのスクリーンタイムみたら「みんはや」2時間もやってるんだけど。やりすぎだろ。




今日は宝塚記念があったので、ひさびさに賭けてみた。
馬連、エフフォーリアながしで適当に6頭ほど選んで買ってみた。

結果、全部外した。

エフフォーリアにあんまり期待しすぎるのはよくないのかもしれない。いつまでも有馬記念の幻影を追いかけていてもしょうがないなと思った一戦だった。

というかそろそろ実際の競馬場に行きたい。来週あたりがんばって足を運んでみようかしら……。

『わたしが行ったさびしい町』の続きを読む。かなり気に入った表現があったので引用したい。

こうして書いてきて、さびしい町というのは結局、どうということもないふつうの町のことらしいと改めて思い当たる。逆に言うなら、ふつうの町はどれもこれも多かれ少なかれさびしいもので、それはこのうつし世での生それじたいが本質的にさびしいからだろう。「窓に/うす明かりのつく/人の世の淋しき」(西脇順三郎『旅人かへらず』「二」)。人は「人の世」のふつうの町で生きふつうの町で死んでゆく。
では、さびしさとは一見無縁の、ニューヨークのタイムズ・スクエアとか渋谷のハチ公前交差点あたりとか、四六時中躁状態で浮かれているような盛り場は「人の世」ではないのか。たぶん、そうだ。「人の世」から懸け離れたそんな場所へ、人は「人の世」のさびしさをいっとき忘れるために行くのである。もちろんわたしもそういううつろに賑やかな場所へもたまには行き、行って面白くないわけでもないけれど、その種の面白さにかまけることに人生のどんどん少なくなってゆく残り時間を費やすのはもったいなすぎる。そんな思いが歳をとるにつれてますます強くなってくる。「人の世」のさびしさとは実は決して忘れようも紛らしようもないものだということは若い頃にはわからない。
『わたしが行ったさびしい町』44-45p

長い距離を歩いていると「さびしい町」というものはすぐに見つかる。繁華街からそう遠くないところにあったりする。これを読んでいるあいだ、いままでみてきた数々のさびしい町が去来したのだった。

『観察の練習』もなぜか思い出した。この本はかなり面白い本で、自分のお気に入りの本の一つなのだが……。またこんどこの本について詳しいことを書きたいと思う。この本について簡単に述べるのであれば、日常を違った視点でみることができるようになる本である。

映画『ドライブマイカー』も思い出した。この映画はさびしい映画だ。主人公は悲しみ、痛み、疑問を日常の中でどう受け止め、その後を生きていくのか。そんな話です。チェーホフの『ワーニャ伯父さん』が劇中登場するが、これもかなりいい作品。どちらか一方はぜひ観てみてほしい。

劇中の音楽もかなりいい。石橋英子が手がけている。Youtubeにあがっている「Drive My Car (Kafuku)」は、みるたびに泣きそうになる。本当に良すぎて。

今日は書きたいことがいっぱいある。本当はもっとめちゃくちゃ書きたいけど時間もアレだし明日に回そうと思う(日記とは?)。

成城石井のチーズケーキを買った。
おいしかった。成城石井行ったの何気に初めてだった。

機嫌:晴れ
『さびしい町』
『シン・論』

(2022/06/26)

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