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カイエンヌ・ペッパーを侮るな
オルリーから9時間ちょっとのフライトを経て、仏領ギアナの県庁所在地カイエンヌのフェリックス・エブエ空港に着いた。
私の第一声、あ、、、暑い。
南国特有の温室に入った瞬間のようなむわっとした空気がまとわりつく。
シンガポールとか香港とか東南アジアに降り立った時の感じに似てる。
初日のお昼に早速旦那が連れてってくれたのが、カイエンヌ市内には結構たくさんある中華の麺を出してくれるところ。
いつも「中華スープ食べに行こう」って言っていたので本当の名前は知らない。
メニューにもスープとしか書いてない。
なんとなくフォーに似た感じで、ミントをでっかくしたような草と唐辛子の輪切りを小皿に添えて出してくれる。
麺の太さは春雨とフォーの中間くらい。
値段は5~7ユーロでお手頃価格。
写真は残っていないので、気になる方はネットで
soupe chinoise cayenne marché
で画像検索してみてください。いくつか出てきます。
辛いのは結構好きなので、早速唐辛子を箸でつまんで味見しようとしたら、
辛いから気を付けて!って旦那にかなり注意された。
辛いの慣れてるから大丈夫だよ~っと軽く答えてちょこっとかじると、
辛い。
辛い。
ヒリヒリする。
思わず手で口を拭って、その後、鼻をこすってしまう(馬鹿)。
口だけ火を吹いていたのが、鼻にも移転。
それから30分涙と鼻水が止まらず、初めての中華スープは味がほとんど分からなかった。
後で聞いたら、普通は唐辛子の輪切りをスープに浸して辛さを調節して、唐辛子自体は小皿に戻して食べないんだって。
確かにあれは辛すぎて普通に食べれる人少ないと思う。
それからは恐る恐る唐辛子を数秒スープに浸して食べるようになった。
初日からカイエンヌペッパーの辛さを思い知った。
ハラペーニョはもっと辛いとか。どんだけ辛いんだ。
ちなみにフランス語ではpiment de Cayenneと呼ばれる(そのまんま)
辛くない唐辛子もあって、それはpiment végétarienって呼ばれてる。
滞在中、唐辛子の辛さにはだいぶ慣れたけど、フランス国内に帰国後、元の許容量に戻ったので持ち帰ってきた唐辛子ペースト(しかもビッグサイズの瓶)が全然減らない。賞味期限はとっくに過ぎたけど、唐辛子だから大丈夫だろうとごく微量ずつ使ってたりする。
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