「ネヴィル・シュート『 渚にて』読んだ」2022/05/20

・今日のミリシタ

このみさんの新曲がKOHなことを確認した。嬉しいね……。
イベントは怒涛の勢いで供給されるオートパスに流されてオーバーラン気味。全員分の衣装がとれればいいだけなのに、もうあと2人分くらいしか残ってない。

・ネヴィル・シュート「渚にて」読んだ
前から気になっていて図書館で借りもしたのに読めなくて返したりした、心の積ん読本。やっと読んだ。

【だいたいのあらすじ】
大規模な戦争により地球全体が放射能で汚染される。オーストラリアの周辺はギリギリ滅亡を免れていたが、時間の問題。
そんな中で生き残った人々は、最後の日までいつも通り暮らすことにした。
その様子がただただ書き連ねてある、暗〜い小説。

古くて、しかも海外作品ではあるが、じゅうぶんにリアリティをもって捉えることができた。
むしろ、コロナだの何だのに脅かされて暮らす今に読む価値があったかもしれない。中途半端な作品だと「こっちゃリアルで世界と自分がヤバいのに絵空事なんか読んでる場合じゃねンだわ」と思って投げ出すか、現実の辛さに悲しくなってしまうのだが、そういうことはなかった。
数年前よりほんの少しだけ「死」を身近に感じている自分が作品世界のような状況になったとして、果たして登場人物と同じ結末をとるかと言われると、ちょっと疑問に思うけど。
最後に巻末の解説を読んでいたら「作品の本筋と逸れてる部分をちょっと省略した。いつか完訳版が出るといいな」みたいなことが書いてあって、それがいちばんがっくりきた。せっかく読んだと思ったのに……orz ←古いけど使わざるを得ない
ググッたら、完訳かはわからないけど、自分が読んだものより訳が新しいものが出ているらしい。
日本の作品だったら内容の大幅な変更なんて基本的には無いから考えたことが無かったけど、多分これって海外文学あるあるなんだろうな。今度から気をつけよう。

・今日のドラクエウォーク
珍しいガチャ結果が出たので貼っておく。

この記事が参加している募集

#読書感想文

187,064件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?