個人開発の心得
こんにちは!入江です。
これまで30個ほど個人開発でサービスを作ってきた経験をもとに心得を10個まとめました。
ギュッとまとめると大事なのはこういうことだと思います。
①本当に心からやりたいテーマを選ぶ
時間をかけて作るものだからこそ、モチベーションが保てず、作ってる途中にあきらめてしまう人も多いです。
僕自身は自分が使うもの、原体験があるものを重視しています。その理由は使う側の解像度が高いので外しにくいということ、そして関心をもって解決したいと思えるからこそ、数年スパンで取り組めるからです。
②3ヶ月以内にリリースする、とにかくリリースして出してみないとわからない
本当に出してみるまでわからないものです。絶対うまくいくと思ったものでも出してみると、何も起こらないことばかり。
失敗は成功の糧になりますが、リリースしない限り意味のある失敗経験を積めません。やると決めたらリリースしきって検証するところまでやれるのがベスト。
個人開発されてる方でもヒットしている人はとにかくつくっている数、経験が多いです。
③最初からうまくいく前提で考えない、だしてうまくいくまで軌道修正する
成功すると思って始めるのは当たり前ですが、最初から全部がうまくいくことはほとんどなかったです。
出してから成長させていく、長いスパンで覚悟を持って育てていく気概が最初は必要だなと思います。目先のアクセスやユーザー数を気にせず、少なくても価値を感じてもらえるユーザーを増やすこと。
④ユーザーに知ってもらえるようユーザーがいる場所に行って連れてくる
リリースしたばかりでは、誰も知らないので使ってもらえません。これはプレスリリース送るとか自分のSNSで発表するだけじゃ全然足りないです。
ターゲットユーザーがいる場所、見ているところでどうやって知ってもらえるか?を考えます。今はSNSでプロフや投稿で属性が分かるのでDMで案内したりすることもできます。とにかく興味を持ってもらえるユーザーに連絡して使ってもらうことがスタートです。
⑤まずアクティブに10人以上使い続けてくれるまでフィットさせる
そうやって連れてきたユーザーが使ってくれてるかが大事です。瞬間風速ではなく定期的に使ってもらえるかどうか。課金するサービスならお金を一円でも払ってくれるユーザーがいるかどうかが、本当の正直なフィードバックになります。
ターゲットユーザーにしっかり使ってもらえるレベルになるまで軌道修正してフィットさせます。広げるのはその後でOK。
⑥SNSでの発信を頑張る
個人開発において開発者のSNSは生命線です。どんな想いでサービスをつくっているのか、ターゲットユーザーに役立つ情報を流していくなどでサービスを知ってもらえるきっかけを作れます。
個人開発ではじめたMENTAも最初のメンター200人はTwitterで集まりました。またユーザーからのフィードバックも見れますし、コミュニケーションとって即改善するなど使い道は多い。SNSでの発信は絶対やるべきです。
⑦広告に頼らない、広告せずとも伸びる仕組みをつくる
よくリリースしたら広告だして宣伝します、と言う人が多いんですが、基本的に広告は高くて効率悪いです。数十万ではなかなか成果も出ません。
最初のリリースでは広告は無駄金に終わる場合がほとんどなので、まずユーザーにしっかり使ってもらって口コミで紹介してもらえるレベルになることを目指す方がいいです。
⑧アイデアを専門家や友人に相談しない。ユーザーにインタビューして解像度を高める
サービスを作った時点でユーザーに一番詳しいのは開発者自身です。そしてまず優先すべきは使ってくれるユーザーのリアルな声です。
どんな状況でどんな課題があるのか、仮説で始めるなら本当にその仮説があってるのかをまず検証します。
初期段階のアイデアレベルで周りに意見を聞くのは無駄どころか害悪ですらあります。そこでいいとか悪いとか聞いても予測にすぎず、結果とは関連性がないからです。
さらに言えば「やめた方がいいよ」よ言われてやる気を無くすくらいなら出してユーザーと対話する方がよいです。常に答えは現場にあります。
それを分かった上で壁打ちする、どんなことをやってるか参考にする、という聞き方はありだと思います。
⑨データ分析ばかりするより作って試す
最初のうちはユーザー数も少ないのでABテストなどしても意味がありません。それより直感で良さそうなことをどんどん試して実際の反応や結果を見ながら伸ばそていく方がいいです。データが増えてきてから分析を始めるのがいいと思います。
⑩あきらめない、気合が8割
あきらめたらそこで試合終了です。だしてリリースして反応がなくてやる気を無くすパターンが多いですが、最初はそんなものです。
期待して出した新機能も失敗に終わることはよくあります。でもそこであきらめずやり続ければ10のうち1つか2つは成功する、そんなものです。ほとんどは失敗に終わる…
自分が信じているうちはあきらめずにやりきることが大事だと思います。
まとめ
まとめると、自分が長く取り組めるテーマを選び、まず3ヶ月以内にリリースする。そして少なくても使ってくれるユーザーができるまでフィットさせていく。SNSでPRも頑張る。最後は気合であきらめない。だと思います!
そんな想いでMENTAも頑張っています。
▷ 現役エンジニア、デザイナーと学びたい人をつなぐサービスMENTA
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