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ドラマ「だが、情熱はある」から学ぶ若手育成術

日テレのドラマ
「だが、情熱はある」を
楽しみに見ていました。
お笑い芸人、
南海キャンディーズの山ちゃん、
オードリーの若林くん、
二人の成長物語。もちろん実話です。

キンプリ高橋くんと
SixTONES森本くんの
憑依的な演技に毎回感動しつつ、
すっごく印象に残ってるのは
山ちゃん、若林くんを育てた
周りの大人達のことです。

とにかくこの二人、
育てにくい若手社員の代表格。笑

山ちゃんは自己評価とプライドが高く、
ものすごい努力家なのに、
ひがみ、妬み、自己否定で
実力を発揮できない。

若林くんは自己評価が低く、
周囲を信用せず、どこか
最初から諦め、冷めモード。
人一倍結果を残したいと願いながら、
やる気を見せない捻くれもあって
実力を発揮できない。

二人とも相方の方が
目立ち、有名になり、
「じゃない方」芸人として、
ずっとモヤモヤを抱え、
自己肯定できない期間が続く。

皆さんの職場にも、こんな若手
いませんか??
もしくは皆さん自身、そんな時期、
ありませんでした??

私自身、思い返せば
そんな時期、ありましたね〜笑
同期の方が活躍していて、
勝手に比べて、落ち込み、
やる気を完全に無くした時期とか、
あったなぁーーーー(´-ε-`;)

で、ドラマの中で光るのは
そんな二人の周りにいる大人たち。

南海キャンディーズのマネージャーは
本人たち以上に南海キャンディーズを
信じ切って応援している。

ドラマや映画、ボクシングなどで
活躍して注目を集めるしずちゃんと、
それを妬みつつ、何とか自分の居場所を
確立しようと苦闘する山ちゃんの
心の動きをちゃんと理解している。

若林くんには、全肯定し、
150%信じて応援してくれる
おばあちゃんがいた。
売れない年月が長かったけれど、
いつもニコニコ嬉しそうに
応援してくれる。

たった一人、心の内を聴いてもらえる
先輩芸人の存在も大きかった。
行き詰まった時、他愛もないお喋りや
何気ない一言で救われる。

二人のネガティブに見える性格や、
上手く行ってない現状を見て
それを活かせば面白い仕事になる!
と思いつくプロデューサーが現れる。

人をよく観察できる上司は、
表面的な情報だけでなく、
潜在的な部下の持ち味、得意を
引き出せますが、
このプロデューサーはまさに
そんな方でした。

☆☆☆

「だが、情熱はある」は
成長物語であると同時に、
上司目線で見ると
育成物語としても発見が多い。

「あいつ、やる気ないよな」
「なんか愛嬌がないんだよね」
「発信力が弱いんだよな」
と、表面だけを見てレッテル貼る前に
よーーく観察したいですね。

「何でいつも不満そうなんだろう?」
「口数は少ないけど、どんなことを
考えているんだろう?」
「存在感がないけど、どんな人だろ?」

興味を持って観察したり、
話しかけたり、
話を聴いたり、
コミュニケーションを取ってみると
「その人の活かし方」が
わかるかもしれません。

南海キャンディーズのマネージャーや
若林くんのおばあちゃんみたいに
「必ず伸びる人!と150%信じる」
こう決めてしまうのも、
相手の力を引き出す
大事なポイントでもあります。
これはコーチングでも大切な要素。

とにかく「だが、情熱はある」を見て、
人の能力というものは、
周りの引き出し方、活かし方が
9割なんだな、と再確認しました。

ちなみに、しずちゃんの能力は
山ちゃんが。春日くんの魅力は
若林くんが引き出したことが
ドラマを観ると分かります。
(上司部下だけでなく同僚同士も
引き出し、活かしあえるね!)

とはいえ、もし若手社員の方が
コレを読んでいたら勘違いしないでね。
「じゃあ私の能力、課長ぉ〜
引き出してくださいよぉ〜」
じゃないからね〜〜笑
「だが、情熱はある」のが大前提です!

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