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家庭で作るガレット・デ・ロワの会

年末にいただいたリクエスト♪から、今月はワークショップを開催してます。

フランス語をちょっと習ってみたいという方が、本格的語学レッスンとは別にもっと気軽に、フランス文化に触れる事ができる内容。

これまで、わたしのフレンチサロンでお出ししたちょっとしたお菓子や家庭料理を気に入ってくださる方々がいて、プロの料理やお菓子はお店で食べられるけど、知りたいのはフランスの家庭で日常に食べられているようなもの。そんな食べ物を紹介して現地の話を聞けるような内容で講座をできない?というお声があり。

今から10年くらい前まで、神楽坂で小さなフランス語教室を経営していた事があり、他にもフランス語のサークル活動やイベントを主催して、当時もお菓子や軽食を作ったりフランス家庭の季節行事を紹介するようなワークショップをやっていた。久しぶりにまたやってみよう!だけど今は昔と違って、感染症拡大防止で、十分な配慮が必要なのね・・・

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こんな感じでビニールカーテン越しに、ソーシャルディスタンスを取っての実演となりました。せっかくなのでフランスの民族衣装を着てみました!

今回は、「誰でも簡単に作れるレシピ」ということで、折りパイ(
Pâte feuilletée パット・フィユテ)は手作りではなく冷凍品を使います。

中に詰めるのは、カスタードクリームとアーモンドクリームを混ぜたフランジパーヌかアーモンド・クリームだけのバージョンもあるのですが、時間の制限もあるので、軽くて美味しいアーモンド・クリームの配合をお伝えするのをメインにしました。フランジパーヌも美味しいですが、わたしはこの軽いアーモンドクリームをたっぶりいれたシンプルなガレット・デ・ロワが好きです。

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そして、わたしのアーモンドクリームには忘れられない思い出があって。
息子達が三人ともまだ小学生だったころ、お友達も呼んでのガレットパーティ。フランス人のお友達の一人は「僕ね、毎年食べるけどガレット・デ・ロワを美味しいと思ったことなかったんだ。だけどこのガレットはとっても美味しい、初めて美味しいと思った!ママに教えるからレシピを教えて。」と。フランスで食べる重厚な味は、日本で食べると少し重すぎる。気候や食事とのバランスなんだろうけど、もっと軽やかな味わいにするためにフランスのスタンダードな配合を変え、使う材料を決めているんです。そんな、わたしの定番のレシピになった軽やかなアーモンドクリームでお伝えしてます。

下の写真は、そんな息子達の昔の思い出。

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また、ガレットの切り込み模様(Rayageレイヤージュ)の種類や意味などをお伝えしたり。フェーブの由来や、取り分け方の習慣、その意味、そして手作りの王冠でお祝い気分に!


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大人も子供も童心になってお菓子を囲める、そんなガレット・デ・ロワの習慣をお伝えしました。今月中にもう1回開催予定。


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