個人的に今後気になる、4人の九州高3左腕+α
ここでは、個人的に今後気になる4人の高校生左腕について述べていきたいと思います。
佐賀北 荒谷投手~総合力と伸び代で勝負~
2021年春季佐賀大会と選手権佐賀大会みましたが、最後1イニング登板の春季佐賀大会はクローザー的直球・変化球の球威を。
先発完投した選手権佐賀大会では、決勝までの連戦・疲労考慮で、変化球主体の攻めとか、牽制の上手さとかの引き出しを披露。
現状、悪い状態でも別の引き出しでカバーする、総合力の高さなんかを感じました。
身体つきから、今後、さらに成長して球速・変化球・球威等向上していけば、こういう引き出しの多さ。自身の総合力が生きると思いますので、楽しみです。
樟南 西田投手~引き出しを増やしながら一歩一歩歩んできた道のりが今後どうなるか?~
当方みたのは、2019年秋季鹿児島初戦でしたが、球威ある変化球(縦スラ?)と、球威まずまずな直球(130㌔中盤辺りの体感)を投げていましたが、パワーピッチ気味だったというのもありまして、比較的塁を賑わせていた印象があり、回で降板しました。
その後、配信等でちょくちょくチェックしていた限り、例えば完投を意識した様なペース配分とか、緩急とか、変化球主体ののらりくらり系投球とか。
自身の引き出しを増やしていって、一歩一歩成長していった印象があります。
個人的には身体つき等からは今後大きな上積みは?と思う反面、環境が変わって上のカテゴリーにて、こういう、一歩一歩積み上げてきた成長の歩み(マインド)とかがどうなるのか?ちと、気になる左腕です。
北九州市立高 大谷投手~投げっぷりの良さが目立つ、上積み要素のある左腕~
ほぼ無名な左腕と思います。正直、当日は酷評気味でしたが、今から振り返ってみたら、自身の好調時モードに入った際の投げっぷりの良さや雰囲気等は、ここで述べる左腕の中でも随一と思います。
ただ…。当日記した様に単調気味で、自身の魅力に対してちと勿体ないというか、自身の引き出しを増やしていけば面白そうな上積み要素と思いました。
一つの例としては、当方観戦しました、九州開催アマチュア野球の最高峰。JABA九州大会。2017年決勝なんかがあります。
優勝した日本通運は、先発井口投手で、常時140㌔中盤出してましたが、雨天ぬかるみ気味のグランド状況と、相手SUBARU打線がガタイ系というか、身体つき良さげな打線もあって、比較的打たれていて先制されたりしてました。
しかし、左腕 庄司投手に継投後、軟投派左腕の術中に嵌めて、SUBARU打線を沈黙。逆転して優勝しました。
こんな感じで、個人的には上のカテゴリーになればなるほど、例えば常時150㌔辺りとか。
NPB指名レベルという訳では無ければ、緩急とか、打たせて取るとか、のらりくらり系投球等の投球術というより、パワーピッチ系だと、よほど指のかかった球がコーナーに決まったりしない限り、攻略されてしまう可能性が高いと思います。
(実は、先日観戦した西部ガス紅白戦。大畑投手は以前みた際より、直球・変化球ともに向上していて、かつ、そういう球がコーナーに決まっていたりしてた時は打たれませんでしたが、そうではない時は上記の様に…。みたいな事もありました)
逆をいえばとりあえず失点されたり、打たれたりしない投球術なんかが、上のカテゴリーになればなるほど必要になると思います。その要素の一つとして、投球の引き出しを増やす事と個人的には考えてます。
今後、上のカテゴリーにて、例えば一例に挙げたJR九州じゃないですが、(左腕)投手育成に定評のあるチームなんかに進んだら、どう仕上がるのとか?今後が気になる左腕です。
とはいえ、今まで述べたのは先発要員としての話。
クローザー等に割り切ってしまえば、球威等に加えて、気持ちの強さ等、心理的要因(真逆の投手なんかは適正的に?かも知れません)もあると思いますので、こういう投げっぷりの良さは悪くない要素と思います。
自身の特色を生かして、さらに成長してほしいと思います。
延岡学園 須藤投手~身体つきから、今後が楽しみな左腕~
当方観戦したのは2019年秋季宮崎大会でしたが、球速こそ130㌔前半の体感ながら、打者が比較等差し込まれたり、空振りを奪う様なノビを披露。
また、こういう直球に加えて、変化球も内外コーナー。比較的高低も使う様な制球をみせていました。
上記の観戦時は182㌢65㌔の身体つきでこの内容。今後身体が出来てきて、球速等上がってきたら楽しみな左腕と思いました。
当時、この様に感じた様に、個人的にはこの4人の中で今後一番伸びそうな左腕と思いますが、こういう身体つきから致命的な怪我なんかが心配。
順調に伸びていったら楽しみな左腕と思います。
+α 個人的に今後期待したい左腕
当時みていた、九州地区大学野球連盟 北部九州ブロック2部では別格の直球を投げていましたが、ちと制球難気味でした。
ただ、持ってるものは悪くないと思いますので、今後に期待したいと思います。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。
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