[77-1]独立1年目(2017年)、お金はないけど時間がある、という強さ|税理士人生を振り返る

前回のあらすじ
・独立宣言すると、いやなことを言われることも多い
・早期独立のメリットは大きい

今回から、独立後を1年1記事ペースで振り返っていきます。
まずは1年目、2017年編からということで。


とにかく、お金がない

開業することにしたのはいいものの、開業資金はありませんでした。

当時の全財産は、75万円(娘名義での預金を除く)。
税理士登録費用もめちゃくちゃ痛かったですし、会費(年15万円。税制連入らず)を払うと、残り40万円ほどになってしまいました…。


他に必要だったのは、以下のようなもの。

・税培保険 5万円
・書籍、セミナー代 10万円
・ソフト(弥生、MF、MSOffice)10万円
・複合機、スキャナ 5万円
・PC、周辺機器 25万円
・デスク、椅子、応接セット、ラグ、収納、その他小物 30万円

デスクや椅子、PC、家具などは、今使っているものを使いまわせればそれでOKと思います。
僕の場合はみすぼらしいものばかりだったので、買い換えました。


概算で、ざっくり70~100万円ほど追加で必要かな、という見込み。
手元の40万円では足りません。

そこで、創業融資を受けることにしたのです。


創業融資

創業融資は、公庫に申し込み。地元商工会経由でした。

・資金繰り表
・事業計画書
・面談

などはいい経験になりました。
お客様のサポートは経験ありましたが、自分ごととして向き合うとより深く掘り下げることになります。


融資額は、100万円で申し込み。

これ、明らかに少なすぎでした。

上述した初期投資を済ませたあと、自己資金含め60万円ほど手元に残ったのですが、
数か月で尽きてめちゃくちゃ焦りましたので…。


自己資金は生活費としてとっておき、創業融資は多めに借りることをオススメします。
せめて貯金100万、創業融資200万あれば、また違ったスタートになった気もするんですよね…。

生活費さえ残っていれば、メンタルも安定しますし、安請け合いをせずに済みますから。


○余談

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