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[27]お客様のお役に立てる、管理会計ベースでの説明手法。

僕が数字を説明する上で、最もお客様受けがいいのは「管理会計ベース」での説明です。

税理士は売上を増やすことはできませんが、
・利益を増やすにはどこに手を付けるべき?
・効果的な値付け、販売戦略を考える
というアプローチで、お客様に貢献することはできます。

それを可能にするのが管理会計ベースで数字を見ることです。


今回は管理会計に関して僕がやっていることを、かなりざっくばらんにまとめてみました。
(ブログは専門用語とか表現とか気を遣うのですが、同じプロの方向けということで)

作ったExcelテンプレートなども公開しますが、
考え方をメインでお伝えする記事です。


①用語の意義を共有する

管理会計ベースでの説明をする上で大切なのは、用語の意義を理解していただくこと。
そのうえで、お客様の理解度に合わせることも大切になってきます。

たとえば僕の場合、「限界利益」とは言わず、

×限界利益  ○粗利
×限界利益率 ○粗利率

と言い換えることが多いです。


販管費にも変動費が混じっているようなケースでは、お客様がPLとの違いに困惑することもあります。
そんな時は「管理会計上の粗利」と伝えることも。
(一致させちゃえばいいんでしょうが)

「変動費」「固定費」はイメージしやすいと思うのですが、
変動費→原価
固定費→経費
と言い換えることもあります。


②固変分解

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