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旧東海道歩き64 富士川と日軽金と雨畑ダムと水力発電

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重要電話線がありますよ、と。

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中部電力のマンホール
何やら地下に大切そうなものが埋まってる

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富士市と静岡市の市境
静岡市清水区へ

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東名高速越しの富士山。

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蒲原町の防火貯水槽
フォントがレトロで素敵

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坂を下っていきます

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みんな見ている。
こういう脅す系のポスターとか、いったい、何がここで起こってるんだろう、って思う。

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東木戸と常夜燈
蒲原宿の始まり
15番目の宿場町

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度肝を抜く水力発電所の施設
ほんと、ギョッとした。
これがね、、、
富士川の水源、ダムを調べていた時に見つけたけど、敢えて触れなかった、日本軽金属っていう会社、、、
そこの水力発電なのだって。

ここに、きちんとまとめられてるから、興味のある方は読んでくださると良いのですが。。
まず、今北産業的に言いますと
「静岡側は、雨畑ダムが富士川、駿河湾を汚染してる、って指摘しているのに、山梨側の行政は、日軽金からお金もらってるし、天下り先も用意してもらってるし、めんどくさいから全然動いてくれない」
って感じでしょうか。

もう少し、時間を追って説明しますと
雨畑ダムは日軽金が管理する発電専用のダムで、ダム湖の水は日本軽金属のアルミ製錬のために利用され、普段は富士川に放出されずに、日本軽金属蒲原製造所の放水路から駿河湾に放出される(それが、上の写真)
・2011年以降、山梨県の元治水課長が社長(当時)を務める採石業者(日本軽金属が一部出資)が、雨畑川(山梨県早川町)にアクリルアミドポリマーを含む汚泥を不法投棄した
・2016年時点での堆砂率93%と全く治水機能を持たないため、雨が降るたびに近隣への浸水を防ぐために発電を停止し、洪水吐ゲートからヘドロを含んだ大量の土砂(不法投棄された汚泥含む)を富士川に吐き出していた
雨畑ダムの堆砂率の多さから、2019年8月の台風10号によって、ダム周囲の集落が浸水するなど大きな被害を受けたため、水害対策の為に角瀬発電所(山梨県南巨摩郡にある日軽金の発電所)への水の引き込みは2019年8月より停止しており、現在は雨畑ダムの濁った水が富士川水系にそのまま流れている(汚泥垂れ流し)
・結果、富士川のアユはいなくなり、駿河湾のサクラエビが取れなくなった(静岡側の主張)
・富士川から鮎がいなくなっても、富士川漁協(山梨県身延町)からは特に問題視されていないが、その背景として、日本軽金属から富士川漁協に年間1,500万円という、多額の漁業補償金が流れていることを静岡新聞が2019年6月に報道した
・2020年1月1日には日本軽金属が雨畑ダムを含む富士川水系の4つの発電所を「アルミ製錬のために利用する」という建前で、実際は売電に転用していた「水利権の目的外使用」であったことを報道
山梨県としては特に問題視もされておらず、サクラエビの不漁問題の原因も「不法投棄の泥かは分からない」と考えており、したがって検出試験などの調査も行われていない。
山梨県の自治体に多額の補償金を渡し、一方で山梨県からの天下りを受け入れることで、富士川の汚染を黙認させ、富士川を「死の川」にしたと、2019年より静岡新聞の特集記事で報道されている。

この方のnoteに詳しい。
雨畑川と早川の合流地点の写真、ちょっと衝撃的です。。
そして、メチャクチャ胸糞悪い話。。。

正直、高速道路の下をくぐるときも感じるんですが、こういう、人工的な建築物、異様なんですよ。
もちろん、その便利さの恩恵を受けていることも理解しながらも。
そして、いつも割を食うのは下流の方。
2021年に国会でも取り上げられたらしいので、美しい富士川、駿河湾が早く取り戻されると良いのだけど、、、

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