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子ども達が『教える側』に!こどもまんなか『穴生あそぼうさい』

昨日、北九州市八幡西区の穴生市民センターで
『あそぼうさい第2弾』を開催いたしました。

まちづくり協議会の中に、新設された『まち活穴生』という委員会が主催している取組みで、2段階方式となりました。

1ヶ月前の前回、
子ども達は、『あそぼうさい』を初めて体験して、しっかり遊びました。
そして終盤に課題が告げられます。
「1ヶ月後の次回は、子ども達が「教える側」になってもらいます」と。

そこから、担当決め、チーム分け、ゲームの遊び方の確認、どんな意味があるのかの説明要領・・・。
しっかりと準備してくれました。

【前回の様子はコチラ!!】


そして一ヶ月後の昨日!
ぼくたちも皆さんのとの再会です!!

元気な子ども達が10人、再び集まっていただきました!!

そしてそして、その何倍だ?(笑)
物凄い数の大人の皆さん・・・!!

いえ、大人というよりは、多世代!!

中学生11人、
高校生5人、
大学生6人、
ぼくたち成人メンバー、保護者の皆さん、
そして地域のシニア世代の皆さん、食進さんの皆さん。

『子ども達に、学びや経験の場を』という願いを真ん中に置いて、こんなにも多くて多世代の皆さんがご参加してくださっています。
とってもステキなことです。
穴生!!凄い!!


講座のスタートです。
今日の趣旨を改めて説明します。
『今日は皆さんが教える側になるんだよ』

そして、前回と違う点があります。
遊びのグッズが何も用意されていません。
そう、準備する段階から、子ども達を中心にやってもらいます!!

1ヶ月前に決めた担当も、しっかり覚えていて、とっても嬉しかったです!!

さぁ、1時間弱あるので、しっかりと準備しようね!!
各ブースで、進め方や教え方も確認しましょう!!


ん〜と、これぐらいの距離かなぁ。

さっきは高くて子どもには投げにくかったけど、うん!これぐらいがちょうど良い!

会場の雰囲気づくりも、皆さんで!


各ブースの準備も整って参りました。
『教える側』になる立派なスタッフの子ども達には、その象徴として『あそぼうさいバッチ』をプレゼント!!
よし!みんなでがんばろう!!

さぁ、いよいよお客さんたちの来る時間になってきました。

とっても多世代の皆さんのご参加です。
みんなで一致団結していきましょう!!

ということで、多世代交流の遊びで、
『じゃんけん列車』をしましょう!

出会った人と、あいさつをして、じゃんけんをします。
勝ち続けた人が先頭になっていきます。

最後には、1本の長〜い列車になりました。
その列車のまま、輪になっていただきました。

よ〜し、今日はみんなで頑張るぞ~!オ〜!!

こんなにも多世代の多くの皆さんが、ひとつの輪になりました。
真ん中を向き、みんなで想いを束ねます。
この瞬間、とってもステキなものを感じました。


次々と来たり、担当している以外のブースを回ったりしながら、お客さんもきます。
遊んでもらって、どんな意味があるのか、お伝えしていきます。

楽しんでいってくださる子ども達。
初めて体験する中高生たち、理科や社会で習うだけじゃない学びも多く感心していました。
対決にムキになる大人たち(笑)
生活の一部にあることばかりで、その『視線』を学びます。

子ども達もしっかりと意味を説明してくれています。

とっても感心した出来事がありました。

「ダイバーシティかるた」という、絵札と読み札になった、かるた形式の遊びがあります。
24種類もの絵があり、それに五・七・五の読み札があります。

「ふりがなをかいてくる」って持って帰った、小学校1年生の女の子。

ちゃんと、書いて、忘れずに持ってきてくれました。

それどころか、
『みなくても、よめる』と言うのです。

え?
と思ったら、全てマークごとに、読み札を覚えてきていました。
子ども達の記憶力や、その可能性について驚きました。

お越しになられていた保護者さんにお話を聴いてみると、

『このまちが とっても好きっちゃ 北九州』と
『あそぼうと 防災あわせて あそぼうさい』の2つが
とてもお気に入りで、最初に覚えたそうです。

「他のも覚えてみたら?」と声をかけたら、みるみるうちに覚えたそうです。
得意気の彼女の表情を見ていると、とても貴重な経験の機会になったことを感じます。

家族のなかで楽しんだエピソードも教えてもらいました。
妹は答えをこっそり見て、早めに探して勝負していたこと(笑)
お父さんはいつも、これとこれを勘違いするんだよという話。
このマークは耳みたいになってるでしょ。

などなど、とっても素敵な成長が見られました。


SDGs担当の子ども達もとっても立派でした!!
全てのマークの言葉はもちろん覚えていますし、マークのイメージも頭に入っています。

大人でも説明が難しいSDGs。
「なんだかいっぱいある」っていう漠然とした概念だから難しいのですが、
この子たちは、
17個のゴール、ひとつずつを、マークと、言葉と、しっかり見つめているから、内容が説明できます。


終わってから、子ども達に感想を聴きます。

「自分が教えることができて良かった」
「教えていたら、より分かるようになった」
「自分も人のためにできて良かった」
「最初は難しい内容だったけど、教えることができて嬉しかった」
「大人の人たちも楽しんで遊んでいたのが嬉しかった」

などなど!!
子どもたちの成長を感じます。

目の前で見てきたぼくは感じています。
これだけ大勢の皆さんが見ている前での発言。
きっと緊張すると思うし、恥ずかしいとかの気持ちもあると思います。

1ヶ月前の第1回のときより、今回は、ひとりずつの声が大きくなっていることを感じました。
言葉に、声に、自信があることを感じました。


八幡西消防署の方もお越しくださっておりまして、色んなことを教えていただきました。

パーテーション、災害用トイレ、ペットゲージ、防災グッズなどなど。
皆さんでせっかくの機会なのでと確認していきました。

とっても大切なことを言ってくださいました。

「今日はみんなが教える側になって凄かったね。
 災害時には、助ける人と助けられる人、その2つだけではなくって、
 少しずつ、みんなができることをちょっとずつ、していくことが大切です。
 災害時だけではなくて、日頃のボランティア活動もそうだと思います。」

中学生、高校生のボランティア活動の皆さん、
そして、好きっちゃアカデミーの皆さん(今回は、産医大、共立大、北九大)
の経験や感性にも触れたお話になったのかなと思います。


とっても素晴らしい『まち活穴生、あそぼうさい』となりました。
真の意味での「こどもまんなか」を体現している活動でした。


片付けは、みんなでやるとアッと言う間。
早々と次の配置に転換されていきます。

食進さんたちが、カレーを作ってくださいまして、みんなで「いただきま〜す!!」

甘くて、美味しいカレーをしっかりいただきました!!
大盛についでくださってお腹いっぱい!!
ありがとうございました!!!

働かざる者、食うべからず。
しっかり働きましたんで、思いっきりいただきました!!(笑)

と思ったら、もう1杯、大盛のカレーをスッと置いていただきました(笑)
もう少し若い世代だった頃のぼくならあっさり食べれたと思いますが・・・(笑)
お腹をパンパンにしながら、しっかり残さず食べさせていただきました!!(笑)

とっても美味しかったです。ごちそうさまでした!!


とっても素晴らしい活動となりました!!!
ありがとうございます。



貴重な時間のなか、この記事をご覧いただき、ありがとうございます。


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