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もう随分前から議論・検討が進んでいます「夫婦別姓」について、現在のJ党の総裁選でも話題になっていますし、後の総選挙でも争点になるでしょう。

政治的な発言になる前に、この問題について少し想像を膨らませましたので書いてみたいと思います。

特にこれから結婚される方々、お子さん、お孫さん、ご友人がこれから結婚されるという方には、ぜひご覧になっていただき、一緒に考えていきましょう。


①女性の社会進出!働きやすさ!

夫婦別姓の何よりのテーマはこれだと思います。
結婚により苗字(姓)が変わり、これまでの仕事の関係者に名乗り直して挨拶しないといけなかったり、契約者となっている場合は氏名変更による契約更新が必要となったりします。
銀行口座や免許証などの変更も大変なようです。

現在や、これからの社会において、一層の男女共同参画は重要だと思いますし、こうした配慮も必要だと思います。

割合的に、ほとんどの夫婦は、夫の姓を名乗るようですし、結婚して姓が変わることへの影響は女性側にあるということですね。
また、一方で、「夫の姓を名乗って当たり前」という男尊女卑的な文化を解消するためとも言えますね。

この課題はこうした背景において、多くの人が賛同できるもののように思えます。(反対意見もあります、割合の問題ではなく。②以下の記事もご覧ください)

②夫婦別姓の制度とは?

少し調べてみて、僕の知識が浅はかかもしれませんし、今後変わっていくかもしれませんが、「選択的夫婦別姓」、「例外的夫婦別姓」、現行の運用されている夫婦別姓を拡大していくというようなやり方があるようですね。最後の二つは近いですが。

現状においても、結婚された後でも旧姓を名乗って仕事などされている人も多くいらっしゃいます。これが例外的夫婦別姓の運用のひとつですね。

簡単に言うならば、本当の名前と、名乗っている名前が違う、ということですね。(簡単に言うならば、ですよ)

そうしたところで、多くの女性の自尊心を傷つけているのかもしれません。(あえて男性目線での記載です)

もう一方の、選択的夫婦別姓についてですが、
現在の制度では、結婚したときに、どちらかの姓に揃える必要があります。
これを揃えるのか?揃えないのか?選択できるというのが、選択的夫婦別姓ということのようです。

「ウチは今後も共働きしたいし、これまで培ってきたものもあるから、夫婦別姓でいこう!」というご夫婦が適用していけるというものですね。海外ではこうしたところが多いようです。


③では、想像してみます(3つ)


ひとつめ、子どもの苗字はどうするの?

夫婦が選択した、それぞれの苗字。生まれてきた子どもの苗字はどうしよう?
お父さんと同じ?お母さんと同じ?子どもに選ばせるわけにもいかないですよね~・・・。
なんだか、よっぽど難しい問題のような気がします。

お父さん「息子or娘には、やっぱりウチの家(苗字)を継いでいってもらわないと」
お母さん「は!?イマドキそんな話ありえんやろ!私が生んでこれから育児に主に携わるんだから私の苗字が当然でしょ!」
お父さん「は!?育児は一緒に頑張っていくって話したでしょ!」
お母さん「そんなん言っても、あんたなんもしてくれんやん・・・もし離婚したら私の苗字になるやろ!」

おっと、危ないあぶない。エンドレスの夫婦喧嘩をイメージしてしまうところでした。

もし、夫婦別姓を選択して結婚した際には、生まれてくる子どもの姓をどうするかまでよく考えておいた方が良さそうですね。


ふたつめ、「選択する」という「さじを渡された」

どうしますか?と問われたら「答え」が要ります。
いろいろと考えないといけませんよね。それだけ悩み事も増えそう・・・。
新郎側は「オレの苗字になってもらって当たり前」と思っているかもしれませんし、新婦側は「え~、どうしよう、選択できるんだったら・・・」と考えているかもしれませんし。

もしかすると、合コンやお見合いでも、趣味や家族構成のほかにも、夫婦や子どもの苗字のことを確認する時代が来るのかもしれませんね・・・

「選択する」ということは、『判断を任された』ということになります。
「みんながそうしているから」「そういうものだから」
と流されてしまえば、何も考えずに済みますよね。むしろこっちの方が楽かも。という新郎新婦も多いかもしれません。


みっつめ、果たしてジェンダー規範の解消になるのか

選択や個人の意見を尊重するということは、それだけ、自分の意見を持たねばならないということです。
もしかすると、一層の、「男の苗字にするべし」という観念が強まるかもしれませんし、「子どもは女が生み育てるもの」という想いも強まるかもしれません。

例外的夫婦別姓のように、どちらかの苗字に揃える基本があるとするならば、男女半分ずつの結果になるのが理想の状態なはずです。

なかなかこの状態までたどり着くのは難しい気がします。少なくとも長い年月がかかると想像します。

なぜかというと、一生に一度の決断の前に、必ず周囲の様子を見るからです。集団性ということなのかもしれませんね。まだまだ男性側の姓に揃える風潮があるならば、「自分もそうしておこう」となるからです。
これが一生に何度もあることなら、男女半々になっていくことは十分ありえると思います。それはそれで・・・。

僕の想像の行きつく先は、結局、ジェンダーの溝を深めてしまわないか心配です。


④最後に

あくまで、政局の話をするつもりはありませんし、この記事をきっかけに賛否両論の声を聴いてみて、みなさんと一緒に、もっともっと社会課題を検討していけたら良いなと思っています。

一夫多妻の国もありますし、事実婚が多い国もありますし、家督制度が根強い国もあります。
これからのジャパンの国家感に繋がっていくテーマなのかもしれませんね。

ウチの妻も、子育てしながら、仕事がんばっています。
多くの女性の活躍を、もっともっと応援したいです。

ウチの妻は、僕と結婚したときに僕の苗字になりました。苗字が変わるということに覚悟を感じました。僕だったらそんな覚悟あったかなぁ。

そんなこんな含めて、『女は強し、母は強し』ですね。

あ、これも男女差別になるのかな汗
引き続き、女々しく男らしく頑張りま~す(笑)


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