見出し画像

とんでもない大雨、北九州は運が良かったに過ぎない

九州北部に、梅雨前線がかかっています。
七夕からずっとです。

もっと前に遡れば、6月末からずっとです。

南北の高気圧が、押し合いへし合いをして、夏(南側)の高気圧が勝利して、梅雨が明けていくのですが、
今年は、なかなかそういうわけにはいかないようです。

こちらの頭上で、がっちりスクラムが動きません。


とはいえ、供給される水分・熱が、力尽きるように、風に流されて、梅雨前線はサヨウナラ~っていうのが常なんですが、
全然そうはいきません。

2023.7.10(月) 1:30時点

広い海の方から、水蒸気が湧きあがってきて、大雨になるのが一般的ですが、すぐ目の前の海岸から雲が湧いてきます。

予想だにしてなかった雨が、突如、雷とともに落ちてきます。


もうたいがいにしてくれ、、、
と週末を越え、終末を迎え入れようとしていた頃、
まだまだ、熱は潜んでいました。
福岡県南部を中心に、『線状降水帯発生情報』が出されました。

2023.7.10(月) 5:30時点

これまで降り続いた雨もありますし、とんでもない話です。

「特別警報基準」である、キキクルの『黒』も出てきています。
これは、予測を含まずに、既に降った雨で基準値を超えてきているということを意味します。

今年の梅雨前線。
停滞する長さだけでなく、
その雨量も、とんでもないです。

2023.7.10(月) 6:00時点

ただ、ここで思うところ、
北九州市だけ、その市域のカタチが分かるほど、くっきりと大雨になっていません。

大雨の中心が、北九州よりも南に逸れてくれました。

つい、数時間前の大雨は、北に逸れてくれました。

2023.7.10(月) 1:10時点

昨日も、一昨日も、先週もそうでした。
北に逸れ、南に逸れ。

もちろん、それなりには雨は降ってるんですが、本体の直撃を免れてきました。
運が良かった。

もちろん、地形的な要素もあります。
風向きとの因果関係もあります。


自分の目の前だけを見て、
自分の頭上の空だけを見て、

北九州は大丈夫とか言うと大間違いです。
たまたま当たらなかったに過ぎません。

常に備えを。
心に戒めを。


運悪く、大雨になっている近隣各地。
とんでもない降雨状況です。

どうか、命だけは守れるように。
声をかけ合って、危険な場所からは離れられるように。
ただただ、そう願っています。


ひるがえって、
北九州でいざ、そうなったとき。
そんな声をかけ合える地域が実現できるでしょうか。
ここ数年、ずっと尽力してきたつもりではありますが、自信はありません。

そんな本当の意味で、災害にも強いまちを実現していきたいです。


これから、前線は、まだまだ停滞しながら、
また、北上してくるものと思います。

これが最後の通過であってほしいと、
もう何度目でしょうか。

最後まで気を緩めず。
レーダーを見つめています。



今日もご覧いただきありがとうございます。


<1年前の”今日”の記事★>

最後の夏から、ちょうど一年です。
バスケも、災害対応も、日常も、人生も、時間との戦いです。


いただいたサポートは、NPO法人好きっちゃ北九州の活動費に、大切に活用させていただきます!!