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Sigma fpで猫を撮る
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一度でもねこを飼った経験のあるひとなら、ねこの不在がどんなにおそるべく惨めな虚ろさを飼い主の想像力にもたらすものであるか、きっとおわかりだろうとおもいます。
「ねこに未来はない」とは猫好きにとっていささかショッキングなタイトルです。内容がタイトル通りのものかについては、私は違うとおもいます。
写真は散歩中に出会うねこ達です。賢さ、したたかさ、無心、ぬくもり、問いかけなど、いろいろな表情をみせてくれます。その姿は自分達の未来を気にしているようには見えません。
ねこの不在による心の虚ろさは消えませんが、不在を問うことによって気持ちが前を向くことは確かです。そして飼い主はねこの不在から何かが伝わってくることに気がつき、想像力が動き始めます。そのことは、一度でもねこと生活を共にした経験のあるひとなら、きっとおわかりだろうとおもいます。
不在の彼方に何が見いだされるかは飼い主の想像力によります。ただの慰めに過ぎないものかもしれませんし、魂がしぼりだすようなもっと根源的なものかもしれません。
そこまで考えさせられると、「ねこに未来はない」というタイトルに暗示されているものがそんなに小さなものではないと感じます。
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