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飯を食うって話

とあるミュージシャンが 「音楽で飯食っていけんのか」って言われたという言葉に反応していて。 この質問に模範解答なんてないよなぁと思って見ていたけど、なにか引っ掛かってしまった。 自殺者、過労死、ブラック企業。 そんな言葉がたくさん聞こえてきてはいるものの、その多くは大企業で。 ほんとうにヤバいのは、地方に多い中小でもない零細あたりなんじないかな、と思っている。 「地方で音楽やるのは難しい」 これはまた違うミュージシャンが言っていた言葉なんだけど。 極端な話、 実家暮らし

    • モンブラン

      いかにも……!っていう黄色いモンブランをみると、ゆーすけ先輩を思い出す。 一目見ただけで、「あ、こいつやばい」っていう先輩だった。素行不良が洋服を着て歩いてる感じ。 高校生のとき、たまたま入った喫茶店で、ゆーすけ先輩と一緒になって、声かけられて、怖い怖いって思いながらふたりきりで食べたモンブラン。 ヤンキーって、大抵見た目より優しい、良い人が多いんだけど、ゆーすけ先輩は見た目よりはるかに素行も性格も悪かった。 女関係も、お金も、扱いが雑すぎる。 「モンブラン、似合わないで

      • 赤い電車

        ゆずもくるりも、生活の中に京急が溶け込んでいるから、歌に赤い電車が走り抜けることが多い。 そんな時たまに思い出すのは、私が学生の時にアルバイト先にいた、フリーター男性のこと。 声優を目指して声優養成学校に通って、卒業して、そこから何年もフリーターっていう夢の途中に何年もいる人だった。 赤い電車の、普通電車しか止まらないレアな駅に住んでいた人。 ある時からアルバイトに遅刻するのが多くなってきて、そんな時はいつも 「あくまでオレの中心にあるのは声優になるっていう夢だから」って

        • 片想いは何色ですか?

          先日、夏の歌特集を観ていたら、松浦亜弥の「桃色片想い」が入っていました。 キラキラポップな片想いラブソング。 これぞアイドル王道ソング!って感じの元気なナンバー。 ファンという生き物は、歌が素敵だなと思うと、そのアーティストの頭の中の思考とかを知りたくなるものです。 当時シャ乱Qが好きだった私はロッキンオンやパチパチなどを読み漁り、そして音楽番組やラジオでしっていました。 「つんくは菊池桃子がだいすき」 だから、つんくが松浦亜弥に作った曲、「桃色片想い」タイトルを知った

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          美味しいお蕎麦

          茨城からお蕎麦が届いた。 会社を退職した元上司の打った、きれいなお蕎麦。 今の会社に入社したときに、業務では直接関係のない部署だったのだけど、パソコンの設定をしたり、資料を作成したり、なんだかんだとちょこちょこ接点があった。 というよりは、接点を作って、慣れない私に会話をする機会をくれていた。 いたいほど嬉しくて、 よし、ここの会社で仕事がんばるぞって思えたのはこの方のおかげなんだ。 退職するときに、 そんな感じのことを言ったら 「そんなことあったっけかなぁ」なんて忘

          美味しいお蕎麦

          気がつけば一年以上たっていたなーって思い出した火曜日の午後。 一昨年の年末に、やりたいことを書いて持ってきてねって言われて作った書類を改めて見ると、恥ずかしいし、なんだかとても青い。 きっかけは本当に単純。 私、震災のときに、なにもできなかったことがずーっと引っ掛かっていたんだよね。 目の前のこと、近くにいる人で精一杯で、何年も過ごしてきてしまった。 とあるラジオから聞こえてきた 「言葉は、目の前にいる人を立ち上がらせる力はないけど、立ち止まっている人の背中を押すことは

          大切な場所

          私がこれ好き っていうと あ、私もそれ好きなんです! って返される時の好きの重みが違う件。 最近人に、これが好きなんだーって軽く言えなくなってしまった。 土足で踏み荒らして飽きるっていうのをもう何回も見てきたから、もう勘弁してほしいの。 私が好きなものは大切にしてほしいんだよ、 大好きな人がいる場所は大事に思ってほしいんだよ。 わがままなんだけど。

          大切な場所

          虹の下のほう

          青空から一転、急に雷が鳴った今日のお昼。 むせかえるような雨だなーって思ってしまった。 昨日の夜、ちょっと眠れなくなって、 気づいたらスーパーエモーショナルタイムに突入。 やまない雨はない 多少の雨ならそうかも知れない。 だけど、豪雨が降ったあとはどうなんだろう。 どこかに大きな轍ができていて、多少の雨でも、大きな水たまりを作ってしまうよなって。 何年も前の轍って、修復不可能なのかなーとか、もしかしたら別の場所にできているのかも知れないなー、とか。 今思うととっても暗い

          虹の下のほう

          恋愛トークとトラウマ話

          最近はまわりの女友達も、過去の恋愛やら失恋やらをネタにできるような年齢になってきて。 ほんとうに笑えるし、滑稽だけどまわりなんか見えないくらい突っ走れる恋愛っていいねって、若いってそういうことだよねって言えちゃうくらい妙に大人になりました。 「今の恋愛の話になると、急に動悸や息切れがする」って友達が言っていたのを思い出して、今ニヤけてます。 急に歳とりすぎやねん。 ま、その時に 元カレに言われてショックだった言葉 的な話になって あのさ、 お前、オレと釣り合ってるって思

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          ブラックな企業

          会社名のあとにスペースをいれると (会社名) ブラック (会社名) 2ちゃん とか出てきちゃうくらいに、まさにブラック企業に所属しています。 まぁ、大きな企業なので、全国にあるいくつかの事業所がブラックなのでしょう。 実感がないので。 今は。 昔、トイレで泣いている社員や会社に来れなくなってしまった社員を目の当たりにしたときのこと。 自分たちが原因でもあるのに、心が弱いからだ、とか、うちの会社でダメならどこもダメだよ、って言う人達に、ほーんとくらくらきてた。 超絶ブラ

          ブラックな企業

          並で生きていく

          普通に学校行って 普通に恋愛して 普通に就職して 普通に結婚して 普通に子育てして 「普通」って案外 難しい。 逃げてもいないのにいろんなことを踏み外してきて、二度と戻らない 「普通」に憧れています。 ちょっとした後悔の連続で、よくも悪くも私はなんとか立っているのかもしれません。 まぁ、普通っていうものがなんとなくキライな人が世の中に多くなっている今だから、いわゆる自己啓発本を鵜呑みにした、「自分らしさ」を大々的にアピールした決意表明のようなものがSNSに頻繁に流れてくる

          並で生きていく

          もう一度恋愛したいね

          恋愛映画を見たあとの 「もう一度恋をしたくなりました」っていう感想がものすごく好きです。最大の褒め言葉だと思います。 そういえば、この前居酒屋にて、初めてお会いした男性。出張でたまーにこっちにくることがあるらしい。 「恋愛とか結婚とかしたくないんだよね」 「仕事が手につかなくなっちゃう」 っていうね、まぁ巷によくいる30代。 話の内容、20%くらいしか覚えてないけど 私もー! 失恋とかすると何も手につかないし 自暴自棄になるし っていう同意ばっかりの会話だけは覚えてる

          もう一度恋愛したいね

          今年も音とともに春がやってきます

          有線やラジオでふと懐かしい曲が流れると、自分がその時のどこの歌詞に惹かれたかを思い出します。 ここ最近は専らスピッツの「名前をつけてやる」をのせてドライブする日々。 そして、生の歌声が聴ける場所では、その時の自分を思い出します。 隣で聴いていたのは誰だったっけ、あの時の恋愛最悪だったな、なんの当てもなく会社やめたな、とか 気づくととってもクズっぽい思い出なんですけども。 人間はうまいようにできていて、悪い記憶から忘れていく生き物だとどこかで聞いた気がするのですけどね。おかし

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          私をキライな人分析

          一生懸命努力してると自負している人 なかなか結果が出せない人 結果にいたるドラマが好きな人 私が目の敵にされるのはそんな人。 昔からそんなに努力をしなくてもなんとなくいろいろこなしてきて、 ちょっと努力すれば手が届いて。 それなりにうまくいってる。たしかに。 欲しいものが手に入るスピードははやいし ゆっくりな展開が苦手。 そんな感じが 嫌われるんだと思う。 話もしたことない人をはじめとした、さらっとした知り合いに多いんだけど。 手に入りそうなものは夢じゃなかった。

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          ストレスのおとしどころ迷子

          発散という解消はしたことがないかも。 どちらかといえば、昇華に近いのかも。 いつのまにか 気持ちを切り替えていた場所も、大好きだったところも、気を遣う場所になってしまっているなぁ。 それどころかストレスを溜め込む場所にすらなりつつあるのかも知れない。 環境なんて変わるのが当たり前だし、人の気持ちなんてもっとそう。 まぁひとつ言えることは お酒を飲んでも、 愚痴っても、 なにも解決してないってこと。 ぐるぐる同じ場所にいたら、感覚も気持ちも鈍ってしまう。 そろそろ心と身体

          ストレスのおとしどころ迷子

          卒業おめでとう。

          「個性は見た目で出すものじゃない、同じ服を着ていても内面から滲み出るものですよ」 私服な高校生だった当時の私たちは、キラキラするものに憧れていて。 浜崎あゆみが好きな子はヒョウ柄を、小柳ゆきが好きな子はヘビ柄を着る、そんな単純さ。 いわゆる「時代のカリスマ」に左右されていて、それが普通だった。 トレンドを追っていることが、妙な安心材料。 そんな中、朝礼で担任に言われたのが、冒頭の言葉。 まるで私たちは個性的でありたいがために、没個性になっているかのような言葉。 違和感

          卒業おめでとう。