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認知症の危険な要因

インターリハ開発部です。

今日も私たちの記事を読んでくださいまして、ありがとうございます。

今回からは、認知症の危険な要因をいくつかお伝えしていきます。


<認知症の危険な要因 「教育歴」>

認知症の発症仮説のひとつに「認知予備能仮説」というものがあります。

「認知予備能」とは脳の病気によって脳が損傷を受けたときに、
認知機能を保持するために有効に働くものです。

脳を効率的に利用できる力であり、
教育歴が長い人は「認知予備能」が高いことが知られています。

加齢やアルツハイマー病などの原因物質によって、
脳がダメージを受けたときに、
認知予備能が高い人は認知機能の低下が緩やかです。
教育歴が低いと認知機能が低下しやすく認知症になりやすいわけです。

ただし、教育歴が低くても、
その後の生活で頭をよく使って生活している人は、
認知機能の低下が緩やかになります。


<認知症の危険な要因 「高血圧」>

高血圧は脳血管疾患(脳梗塞や脳出血)の重大な危険因子です。

アルツハイマー病になる危険性も高いことが知られています。
とくに中年期からの高血圧は、
これらの病気発症に深く関係しますので管理が必要になります。

高血圧の予防と改善には、まず食生活を見直して、減塩をすることです。
日本人は塩分を取りすぎる傾向があります。
塩分の高い調味料を見直すと良いでしょう。

また、塩分の排泄を助けるために、
カリウムやマグネシウムなどのミネラルを十分摂るため、
野菜や海藻類、豆類などを普段の食生活に多く取り入れると良いでしょう。


<認知症の危険な要因 「肥満」>

中年期における肥満は、
脂質代謝異常や炎症性物質の増加を促し、血管病の原因となります。

肥満の解消には、カロリー制限や運動の実施が有効です。

あまり過剰にカロリー制限をすると栄養のバランスがとれずに、
筋肉や骨量の減少につながるので注意が必要です。

とくに高齢期に関しては、過剰な肥満は問題があるものの、
正常範囲の上限程度であれば、
むしろ健康が保持されるという報告もあります。

その一方、痩せた体格の方は、体の機能が衰えやすく、
要介護状態の危険性が知られています。

ほどほどに食べて適正体重を保持することが必要です。

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