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#488 新しい学校の形続々と

 学校教育が多様性の時代を迎える今、新しい形の学校が生まれています。今年の4月に開講するFC今治高等学校里山校もその1つです。

 そんな同校を教育ジャーナリストの中曽根陽子が取材した記事を見つけました。

 この学校では学習指導要領を守りながらも、既存の学校観にとらわれない新しい形の教育を模索しているそうだ。教科学習は午前で終了し、午後にはフィールドワークを実施。定期テストを廃止し単元別テストを導入。各分野で活躍したアスリートや社会にイノベーションを起こした企業家から直接学びを得ることができるヒストリック・キャプテンシップ養成講座もカリキュラムの中に組み込まれています。

 そして何より、入学に学力試験が課されない。入学するに当たって必要なのは、自らの「意思」のみであることも、学歴という枠組みを崩すためのメッセージなのかもしれません。。

 「教育の本質とは何か?」という問いに真剣に向き合う時代が到来しています。従来型の学校教育が徐々に崩壊に向かっているのは、本質から離れた部分が、その根幹となり、結果、多くの人々の学びを支えきれなくなっていることにあります。

 FC今治高等学校里山校のカリキュラムがうまくいくかどうかは、同校の理念にかかっていると言っても過言ではない。

 新しい学校のプロトタイプになりうるのか。個人的に非常に楽しみです。

 


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