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#447 不必要な記号化と、その記号を人を揶揄するために使うメディア

 現在、旧統一教会の問題で注目を集めている文科大臣の盛山正仁氏。彼の答弁は、国民の理解を得るにはほど遠いものであり、批判されてしかるべきだと個人的には考えています。

 一方、私個人として見過ごせないニュースがある。それは以下の記事。

 2月10日に放送されたの「LIVEコネクト!」(関西テレビ)では、盛山氏の旧統一教会に関する国会答弁を取り上げ、その中で担当アナウンサーの石井亮次氏が、盛山氏の経歴を「兵庫1区選出、灘中、灘高、東京大学(法学部)」と読み上げ、その結果、ネットでは「灘高、東大の出身者は大人になって記憶力が著しく落ちるわけないだろ」などと揶揄するコメントが相次いでいるそうです。

 今回の問題において、彼の経歴は正直ほとんど関係ない。これは彼の発言内容を批判する上で必要であったのか甚だ疑問に思う。人が人を記号化し、そのイメージに当てはめ、さらにイメージを使って攻撃しようとする意図が見える。

 記号を使って揶揄することは決してあってはならないし、またそれを放送しようとするテレビ局の報道理念に疑問を抱かざるを得ません。

 


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