"自分勝手に生きれば?"

学校が終わって
僕はいつものように彼女と帰る
たわい無い話を軽く嗜んで
いつものように帰る
彼女はいつも友達を優先
いつも僕は数時間待ち
何も思わないように僕はただ
君を待ち続けた

逆転した時彼女は文句ばかり綴る
友達を優先すると「あり得ないよね」と愚痴を吐く
なぜなんだ、僕は
自由に生きられない

結局自分勝手だな
ただ僕は愛されたかったんだ
友達を作る理由も
恋人と付き合う理由も
すべて自分のためだったんだ
生まれたことも
生きていることも全部意味なんてないが


もし生きるのならば愛されなきゃいけないと
今更思ったんだ
しかし私自身を愛することが出来ないからやめた
というか、そもそも人に期待なんて意味など無いよな
期待したところで裏切られて自己嫌悪に堕ちる

そして彼女は私を見て自分を責め立てる
悪くないのに勝手に泣いて私を捨てようとする
でも同情されてケロッと機嫌が良くなる
そんな君が私は嫌いだ

気軽に抱き合える人がいて
気軽に声かけてもらって
お前は本当に幸せだな
「裏切られた」なんてほざくな
裏切ったのは君じゃないか
わからないやつが同情なんてしてくるな
分かり合えない
人間は醜い


あぁそうだよな
僕も裏切った
期待に応えれなくて
呆れられた
僕も人のことなんて言えねぇ
文句を言う資格などない
言ったら自分勝手って言われ
ますます嫌われる
離れてゆく
捨てられる


結局人間は自分勝手だ
欲に塗れた生き物だ
食って飲んで遊んでヤッて
それで世界が回るのだ
人のことなんて考えれない
自分さえ良ければ良い
それが収束への道に走ることを
誰も気付けない

そうさ勝手に生きろよ
殺せよ、殴れよ
捨てろよ、嫌えよ、離れろよ
お前らが望んでることだろ?
人の心など読めやしない
それが出来るなら苦しまない
こんな歌なんて無い
存在もしない

これから人間たちは
いつものように勝手に生きる
それで幸せになるのなら
私はいつでも死ねる

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