見出し画像

青森経由で大阪に行って記憶を無くして帰ってきた話

Diffuseツアーライブレポート、ファイナル編!…とはいえ、これライブレポートのタグ付けていいんですかね…。
なにせ本当に記憶がないので、単なるおばさんのクソデカ感情の記録となることを先にお詫びしておきます。

2019/11/16

waterweedのDiffuseツアーファイナルの会場である心斎橋Sunhallに向かうべく三沢空港へ。

画像1

岩手人だけど、うちからは花巻行くより青森の三沢空港のが近いので。
三沢からは飛行機が一日一本しかないので観光とかできないし、本当にこの日の2時間のためだけに行くのです。

画像2

交通費でRTX2060買えたなーなどと思いながら、到着した伊丹空港で荷物を受け取りバス乗り場へ直行。

空港→JR難波駅で降りて徒歩で道に迷い、ヒエェ…オシャレシティだ…などと恐怖しながらも宿で荷物を預けて即サンホールへ。

諸々含めて数時間の移動後に、到着した入口前で遭遇したしょうたろうさんの笑顔に心底救われる。本当に。

画像3

画像4

画像5

お花も最初に盛岡で出した時は私一人だったけど、2回目以降は本当に「ファン一同」からのものになった。
初見でもライブ見たら絶対好きになるから!と信じて地道に布教し続けて、東北でも各地でたくさんの笑顔を見れるようになって。
ホームの大阪ではどれだけの「楽しい」が爆発するんだろう。

画像6

画像7

画像8

とか思いつつ既に疲れきってたけど、サンホールの喫煙所は収容所感あるな…等と思いながらスタート待ち。
喉が渇いていたのでビールを飲んで一息。サンホール広いなあ…。

最前は地元の人達に優先的に譲ろう、と思っていたのに直前の時間になっても開いてるので最前へ。
この時上手側を選んで本当に良かったと後で思うことになる。

少し押して、いつもどおりSEも何もない始まり。
会場が広いこと以外は特別感がないように見えて、メンバーさんが出てきた瞬間に前の方へ詰め寄せる人たち。
フロアの空気が瞬間的に沸騰するような感覚。

記憶がないのでどういう流れで言ったのか覚えてないのが残念だけど「~皆まだ旅の途中ということでね」
という決め言葉からのEndless trip。

大賀さん「ワンマンやってチケット全然さばけんとか情けないんでね、皆ももっと大きいとこの景色を見せてあげたいし。
俺らの事を応援してくれたことも自慢してほしいしね…今のイチオシ」
↑うろ覚えだけど、そこからのToo late。

宇宙一熱い、最高のライブをやってくれて、皆も騒ぎ倒して。
アンコール4曲やってくれて、およそ2時間。
…のはずなんだけど、あまりにも楽しすぎて体感2分。
ものすごく、意味わからないくらい、ひたすらに楽しかった。
けど記憶がない。

なにせ2時間を2分に圧縮されたので脳の処理と容量がオーバーフローしてしまった。
楽しかったという感覚だけ強く残っている。
なにこれ怖い。

大阪に行ったと思いこんでいたけど実はインスマウスに行ってて神話生物かなにかに遭遇して正気を失い発狂した可能性が…?
サンホールだと思ってたのは多分浮上したルルイエかなんか。
そんな感じで人類が触れたら魂取り込まれて記憶が消える空間になってたんですかね。

そして現在も記憶が戻らないあたりあの場にいた人たちは未だに正気を失っている可能性が…?
えっ怖。
ちゃんと最初から最後まで覚えてるよ!という人がいたらコンタクトを取ってみたいものですが…今はもう「いあ!いあ!」とか言いながら古き神々を信奉してたら怖いのでやめておきます。

…などとコズミックホラー茶番に着地してしまうレベルで完全に「2時間が消失した」ので「とにかく楽しかったということだけは覚えている」状態なんですよね。

そんな感じで記憶がないまま宿に戻り。
サンホールは柵がないのでダイブやモッシュで押されるたびにガンガン脛にダメージを負うし潰されるし、風呂場で見たら全身えげつないアザできてた。

宿はサンホールから出てすぐ裏の場所で、近くでご飯食べるために一旦宿に戻り。

画像9

↑とても美味しかったです。衣が薄くて上品だな。

後ろの席にいた仕事帰りと思しき男性数人が私の上着を見て「waterweedだ」「俺ロン毛の人好き」とか話してたの聞こえたけど、知ってるなら今日来てよ!!!!と思ったり。
いや仕事帰りなのはわかるんですけど…。

ご飯食べに行く途中と帰り道、たまたま路上でメンバーさんに遭遇したので記憶はないもののめちゃくちゃ楽しかったことを伝えて帰る。
楽しかった…ご飯美味しかった…なに一つ覚えてないけど。と余韻(?)に浸りつつ就寝。

画像10

翌日、帰りの空港内で食べたくくるのたこ焼きのおいしさは異常。ポケモンストアに永遠に時間を吸われそうになりつつも無事搭乗。

東北装備で行ったので、伊丹空港内で「あっっっつ🥵」となりましたが、三沢空港についたら「さっっっむ🥶」となり。
あまりの寒暖差&三沢上空の強風で死にかけながらも、失われた楽しかった記憶を抱えて帰宅。

画像12

画像13

…そして約4日後。

ひろしさんが脱退して一気にテンションどん底だったけど、大概のバンドが脱退理由とか書かないで報告だけの事が多い中、ちゃんと説明してくれたのは本当にありがたいと思いました。

音楽にも、メンバーさんにも、ファンにも真剣に向き合ってくれているように感じられたので。

本当はファイナルは東京行く予定だったけど、どうしても大阪行かなければならない気がして大阪へ。
花も出さなきゃと思って、ファイナル祝いだけど半分はひろしさんの結婚祝いにして。
もう野生の勘が働いたとしか言えない。
今となっては本当に結果オーライなのでよくやった野生の勘。

「次が彼のラストライブです!」みたいに告知しないで最後までやりきってくれたあたり、彼ららしいというか。
脱退告知後のライブは得てしてその人のお別れ会みたいになりがちだし。

反面、どれだけの負担や心労を抱えながら長いツアーをこなして、皆を楽しませてくれたのだろう、と。

盛岡で終演後に話した時、どんな気持ちで私の話を聞いていてくれたんだろう。
本当はどう思っていたのか、なんてもうわからないし、これは私の願望でしかないけど。
あのステージに立っていた時間、楽しかったとか音楽やっていてよかったとか、思っていてくれたらいいなと思います。

仮に無理してステージに立っていたとしても、本当に最高の演奏で長いツアーを成し遂げてくれたこと、最後まであれだけ皆を楽しませて笑顔にしてくれたこと。
ファンの側からしたら感謝しかないです。
最後に最高の夜を、本当にありがとうございました。

もう一度だけ💪これを見たかったけど、どうか今後の人生幸せでいてくれー頼むー!
いや私なんかが願わなくてもきっと幸せで過ごしてくれているだろうけど、私だけじゃなくて皆も思っているはずだから皆のためにも幸せでいてくれーーー頼むーーー!!という感じです。

画像11

なれるかわからないけれど、このシャツを着ている限りは自慢できるファンになれるよう過ごしていきたいと思っています。

実際になれる・なれないかはともかく、自分の理想として心がけていけたらなと。
どうせなら「あのバンドはファンに恵まれてる」とか思われてほしいじゃないですか。

あたり前のことなんて何一つなくて、私が初めてwaterweed見たときからひろしさんは居たけど、今はもう彼のギターは聴けなくて。
もちろん私もいつまでもライブに足を運べる保証もないわけで、いつかwaterweedがサンホール完売するくらいになって、私のことも覚えていなくなったとしても。

私はずっと覚えているので。
この日もきっと、生涯忘れない夜になったのと同じように。

いつか、ひろしさんがお父さんになった時、最高の仲間とファンに恵まれて最強にかっこいいバンドやってたんだって自慢してくれたら…なんて思っています。

今まで素晴らしいギターを本当にありがとうございました。
改めて、今後の人生をどうか末永くお幸せに。

セットリスト
Reflection
Music is Music
Dreaming dead
Dead Joke
a view of the false side
Still awake
Red eyes
Boring talk
Frozen time
Day after day
to many hopes,to many hates
Your story is end
Counterfeit
For you,for me,and For us
Endless trip
The last goodbye
Landscapes and Memories
Too late
Four of force
July31
Still burning
Easy clicks
Claps in the night
10 years
Beyond the ocean
Grateful song
アンコール
Ashes
Only for us
Monologue
Revelation

【補足】
…実はこの記事、メモ的に書いてはいたもののライブレポ書き始めた当初から思っていた「文章力も語彙力もないし、こんなの読んでも面白くないよなあ…」という考えと、ひろしさん脱退のショックが重なって完成することなく放置されていたのですが。
翌年のONAFESで、また書こうと思えることがあったので公開に至りました。
ライブレポへ目を通してくださっていること、改めてありがとうございました。

スキ❤は非noteユーザーでもできるので気に入ったらポチっとしてもらえると嬉しいです!!