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都会では味わえないこへび隊の魅力   三省ハウスでの生活

                           IPUT3年 関
我々は夏季休業期間中に大地の芸術祭でこへび隊として活動してきました
今回は・・・
こへび隊の宿舎、三省ハウスを紹介します!こへび隊に参加する場合は一泊朝食、夕食付きで500円で宿泊することができます。
シャワールームやトイレ、洗濯機などは共同となります。
三省ハウス内はフリーWi-Fiの設備があるためスマホ、PCは問題なく使用することができます。

1)三省ハウスとは

三省ハウスの建物は1875年に建てられた旧三省小学校を改装したもの。小学校に泊まるなんてちょっと怖そうだと思った人もいるでしょう。だけど、さわやかで暗いイメージはないので、まったくそんな感じはしませんでした。
ぜんぶで6部屋、80人が泊まれて、食堂、談話室、シャワーがあります。

談話室にはレアンドロ・エルリッヒの作品が展示されています

ということで、本題。三省ハウスでの生活を赤裸々に紹介します。
 
2)三省ハウスでの生活

朝は6:00前後に起床します。真夏でも朝は涼しく、過ごしやすいです。
身支度を整え、7:00から栄養バランスの整った朝食を食堂で頂きます。
東京では、朝お腹が空かないのに、規則正しい生活と爽やかな気候のおかげで朝食が楽しみでした。
こへび隊は主に2か所に分かれ活動しますが、現代美術館MonETに配属される場合は7:45に出発しなければならないため、忙しいです。


夏休み中の大学生にとってこの時間に起きるのは厳しいはずですが、意外とすぐに慣れました。最初は苦労するかもしれませんが、早朝の清々しい自然の中で過ごすと、心も体もリフレッシュされていきました。特にこの時期は空気が澄んでいて、思わぬレアな虫たちに出会えることもあります。


早朝に三省ハウス内から見られたクワガタ



三省ハウスでは、クモやガはもちろんのこと、カメムシ、バッタ、コオロギ、カマキリ、セミなど、様々な虫を観察することができます。特に洗濯機周辺やシャワー室、トイレなど水回りは、電気を消し忘れたままにすると、次に使用する人が光に集結した虫たちの餌食になります。
とはいいつつ、2〜3日も三省ハウスで生活すれば、これにもすっかり慣れてしまいます。


こへび隊の活動はPM5:00まで行われ、時間になるとサポーターの方々が迎えに来てくれます。配属先の作品は各々異なり、毎日が新しい発見の連続です。
PM6:00頃には全員が三省ハウスに帰宅し、ここからPM11:00の消灯時間まではフリータイムです。この時間を利用して、三省ハウスの駐車場で手持ち花火をしたり、他のこへび隊(外国人)とウノやカルタを楽しむのが最高のひとときです。異文化交流もできて、非日常の毎日はとても楽しいです。
また、アルコール飲料は三省ハウス内で販売されている地酒のみ許可されて
います。


三省ハウス内で販売されている地酒

PM11:00になると、地元の方が見回りに来て、消灯や戸締りのチェックを行ってくださいます。安心して夜を過ごすための配慮がなされています。
部屋も共同スペースであるため他の宿泊者の方とカーテン一枚で分かれて就寝することもあります。音が気になる可能性のある方はアイマスクや耳栓などがあるといいかもしれません。

虫が苦手な方には少々厳しいかもしれませんが、朝食と夕食がついて一泊500円というのは、本当に破格な体験だと思います。

新鮮な体験がたくさん待っていて、仲間と一緒に過ごす日々は楽しいこと間違いなしです!自然とのふれあいや新しい仲間との出会いが、きっと素晴らしい思い出になるでしょう。


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