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【デジモンワールド】みんなのトラウマ、モノクロ店のアルバイトについて

プレイステーションの名作ゲーム「デジモンワールド」を、久々にプレイしている。
現在は1世代目のメラモンが寿命を迎えたあたりで、繁栄度は20くらいだ。
そして、悪魔のミニゲーム「モノクロ店のアルバイト」を、3度の挑戦の末にクリアしたところである。

知らない人のために、少し説明しておこう。
ゲーム「デジモンワールド」と言えば、
育てる!戦う!冒険する!
をキャッチコピーとする育成RPGで、パートナーデジモンのお世話をしながら、島を巡ってデジモンたちを街に呼び込み発展させていく、という大変楽しいゲームだ。

戦って倒せば街に来てくれるストレートなデジモンもいれば、特定のアイテムを要求したり、ミニゲームをクリアしないと街に来てくれなかったりと、勧誘が難しいデジモンもいる。
その中でも難しいことで有名なのが、モノクロモンを仲間にするために必要となる、アルバイトのミニゲームなのだ。
何度やってもクリアできず、トラウマになっている人もいるかもしれないな。

さて、よろず屋の店主であるモノクロモンは、主人公の知恵を試すため、彼の店におけるアイテム販売のアルバイトを強要してくる。
このアルバイト、もうね、平たく言いまして、
「運ゲー」
である。

いや、まあ確かに多少の攻略方針がないこともないのだけど、最後は結局、運がものを言う恐ろしいゲームなのだ。

アルバイトの概要を説明する。
よろず屋のレジで8時間働き、3072円以上の利益を出すことができればクリアだ。
扱う商品は3種類。
来店する客は4種類。
君には各会計において、「値上げ」「定価で販売」「値下げ」のいずれかを選択することができる。
以上だ。

難点①:8時間の拘束時間
これがまず重たい。
睡眠時間を考えれば、1日の活動時間の半分を消費するミニゲームなのだ。
何でゲームの中でもそんなリアルなフルタイム労働を味わわなければならないのか。
加えて、デジモンは1日で1歳歳をとる。そして、12歳程度で寿命を迎える。
8時間の重みは、俺たち現実世界の人間とは比べ物にならないのだ。
文字通り、命を削って働かないといけないというわけだ。

難点②:薬のウェイトの重さ
よろず屋と言ったが、扱っている商品は3種類のみだ。

50円の肉。
300円のけいたいトイレ。
…そして1000円の薬。←こいつ

見てわかるように、3000円以上の利益を出すためには、薬が売れないとどうにもならないバランスなのだ。
しかし、客が要求してくるアイテムはランダムであるため、そもそも肉ばっかり注文されたらお話にならないムリゲーと化す。
客が薬を買いに来ることを天に祈りながら、いざ買いに来たら絶対に逃がさず売りつけること。
それが第1の経営方針である。

難点③:気まぐれな客たち
来店する客層は4種類で、客ごとに購入スタイルがある程度決まっている。
そして、大事なことだが、機嫌を損ねると客は「何も買わずに帰る」のだ。
加えて、悪評を振りまくのか、次に来店するはずだった客も来なくなる。これがマジできつい。
絶対に(値下げしてでも)客を帰らせない、これが第2の経営方針だ。

以下に、各客の購入スタイルをまとめておく。

●ゴブリモン
緑色の良客。カモと言い換えてもいい。
数字に弱いのか、4割とか5割の値上げをしても「よし、買った!」と気持ちよく払ってくれる。こいつが薬を買いに来たら涙が出るほど嬉しい。
しかしあまりにもナメくさっているとそれを察して「客をなめてるよ!」と言い捨てて帰るので、カモにも敬意を。

●ゴツモン
関西弁のしっかりした客。
1~2割の値上げになら何とか応じてくれるイメージだが、あまり高いと「じょうだんきついわ!」と言ってキレられるので注意。
堅実に行きましょう。

●ムーチョモン
アホ。
算数と言う概念が分かっていない。
いくらで売ろうが、帰る時は帰るので、もう思い切って最高値で売りつけよう。
えーい、買っちゃえ!」と言ってくれることを願って。

●カス
ザッソーモンとも言う。

足音が不快。
話し方も不快。
絶滅してほしい。
マジですぐ「こんな店じゃ買い物できないね…」とか言って帰るので、定価で売ってお引き取り願おう。値下げも選択肢。



最後に。
あまりにもクリアできない場合は、ちゃんとした攻略サイトに行けば、乱数固定を利用した攻略法が載っていたりもするぞ。
しかしぜひ君には、正々堂々とこのアルバイトに挑み、モノクロモンに君の販売力を見せつけてやってほしい。

追伸:ザッソーモンを燃やせ。


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