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エッチバトルゲーム「ジュエルスオーシャン」の思い出

全人類とりあえずオープニング曲「INNOCENT」を聞いてくれ。
話はそれからだ。
年齢制限がかかってる?知ったことか。
神曲だから絶対に聞いてからこの先に進むんだぞ。

ふう、堪能したな・・・!
この記事はここで終わってもいい。
だがしかし、高校生の頃の俺に衝撃を与えたこのゲームタイトルについて、少しでも記憶が確かなうちにここに書き残しておき、未来の俺への贈り物としたい。

ジュエルスオーシャンとは

2004年にエスクードから発売されたエッチゲーム。
に、2004年!?もうすぐ20周年じゃねえか!俺も年をとったことをしみじみと思い知らされる。
このゲームを当時高校生の俺は、今は亡き友人から借り受けてプレイしたのだった。その友人のことを忘れない意味でも、この記録を残す事には価値があるといえよう。

さて、発売元のエスクードという会社だが、俺と同世代であの頃のネットを生きた人間であれば、「ふぃぎゅ@メイト」のとこだよ、と言えば伝わりやすいのではないか。
ガチャガチャきゅ~っとふぃぎゅアット♪
のアレだよ!死ぬほどMADとか見てただろうが!

その頃からすでに「百合」「ふたなり」「スカトロ」と性癖をこじらせていた俺にとって、ゲームのエッチ部分については、特筆すべき感動を覚えなかった。
友達から借りたので、義務感でプレイしていただけなのだ。
あー、モンスターが出てきたなあ
モンスターに強姦されるやつかー、趣味じゃねえなあ
主人公とヒロインの和姦もなんだかなあ
そのくらいの感想しか出力できる言葉が残っていない。

特に正ヒロインがどうでも良すぎて、好感度を上げることを放棄してプレイしていたほどだ。
しかしそれが罠だった。
なんとこのゲーム、各ヒロインたちの好感度をそれぞれ一定まで上げていなければ強制的にバッドエンドルートに入るという鬼畜仕様だったのだ。
バカな!
俺はロリキャラ2人しか好感度を上げてなんかいないぜ!

→ 歯噛みしながらも、ちゃんと2週しました。俺を褒めろ。

バトルについて

エロ部分がそうでもなかったのなら、何が楽しくてこのゲームをプレイしていたのだろうか俺は。
それはバトルだ。
男の子ならみんな大好きなポケモンバトルだよ!!!

画面はこんな感じで、自陣と敵陣にそれぞれモンスターが配置される。
強力なモンスターはその分消費面積(マス)が大きく、強いモンスターを複数並べるのは不可能なシステムになっているのだ。
また、モンスターごとに攻撃範囲やスキルは異なり、例え1マスの弱小モンスターであろうとも、使いようによっては大活躍させることができるというわけだ。

これが大いにウケた!(俺に)
当時の、はじめてエッチゲームに触れる俺にとって、バトルシステムがこんなにきちんとしている!、というのは死ぬほど驚きだったのだ。
難易度もほどほどに高く、バトルに勝てなくて何度もデッキ構成を組みなおし、戦術を練って強敵に挑んだことを覚えている。

とにかく、よくできていた。
エロ以外のストーリーパートの熱さも相まって、ゲームを先に進める原動力となっていたのがこのバトルパートだったと言えよう。

ジュエルガイスト(モンスター)たちについて

登場するモンスターたちは、「ジュエルガイスト」と呼ばれ、宝石に宿る精霊みたいなものだったと記憶している。
主人公の相棒は「黒龍王 シグルトバルム」。
対してライバルポジ?の女の子は「白龍王 サヴァンテイル」を操る。
見ろ、全く何も見ずに各ジュエルガイストの名前がポンポコ出てくる。
当時の俺がいかにモンスターばっかり見ていたかの証だ。

終盤で、モンスターたちを合体させるシーンも大好きだった。
主人公の「黒龍王」と敵から譲り受けた「白龍王」、
無 双 一 身 !!!!
究極神龍 ジ・アダモスだーっ!!!!!

なお、バトルでは多少扱いづらく、ラスボス戦で苦戦したような記憶がある。

また、俺の推しジュエルガイストは、
天翔鬼 ギガノフレイ
である。

こいつはエイと悪魔が融合したような、基本的には敵として出てくるモンスターだったのだが、味方として取得してからの安心感がすさまじく、俺はシグルトバルムよりこいつを相棒として見ていた節がある。
ちなみに♀なんだって。かわいいね。

すせり様について

これが天原すせり様だ。
え?
ギャラクシーエンジェルで見たことある?
うるせー、他人の空似だ!
「青髪で、ですわ口調で話すロリ」なんざあの時代ごまんといたんじゃ!

このゲームで俺が最も好きになったキャラがすせり様だ。
主人公の妹分でありながら、兄以外には毒舌の性悪ロリ。
バトル面でも大活躍し、「こっちを主人公ということにしてくれまいか」と終盤の俺は思っていたと言う。

使うジュエルガイストは「白鳳」と「絶影」。
そして
正 邪 一 身 !!!!
月華王鬼 百影!!!!!

こいつが出てくるシーンの展開が好き過ぎて、俺は泣きながらプレイしていたよ。
この部分のバトルだけもう一度やりたいもんだなあ。



・・・そういえばこのゲーム、俺は高校時代に寮生だったから、寮の共用パソコンに勝手にインストールしてプレイしていたんだよな。
俺の卒業後もあのパソコンは引き続き後輩たちが使っていき(中には、このソフト何だ?って開いてみた奴もいるだろうか?)、そしていつか廃棄されるその時までジュエルスオーシャンを抱いていたのだなあ、と思うとなんだかエモい気もしてくる。

ありがとう、ジュエルスオーシャン。
今の俺の礎のひとつとなってくれて。
そして貸してくれたお前に、今さらながらあらためてお礼を言わせてくれ。
ありがとう、天国に届け。

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