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「溶鉄のマルフーシャ」プレイ感想

こんなゲームのスイッチ版が、昨日ひっそりと発売されていたのだ。
女の子が必死に戦う姿に目がない俺は即時購入し、1週目のプレイを先ほど終えた。
戦果としてはノーマルエンドだった。
そして今、

つらい・・・
ただただつらい・・・

という気分になっているところだ。

このゲームのあらすじ

※俺がゲーム中から読み取った主観的なあらすじなので、なんか違ってても文句を言わないこと。

主人公のマルフーシャは、近所のパン屋で働きながら、溺愛する妹と二人で暮らす中流国民だ。
しかし、戦線の悪化は激しく、一般人のマルフーシャにも容赦なく召集令状が来ることになる。
きっと帰ると妹に約束しながら、家を出て軍用宿舎に入るマルフーシャ。
上官のライカの説明によれば、マルフーシャの仕事は門兵であり、前線を抜けたわずかな敵戦力を豊富な弾薬・兵器にて駆逐することだという。
銃撃に天性の才能を持つマルフーシャは、その力を十二分に発揮し、門に些かの被害ももたらさないまま敵のロボット兵を撃滅していく。
しかし、前線の戦況は思わしくないようで、日に日に増えていく敵兵に精神は磨耗し、僅かな給金からはほぼ80%が国に搾取されていくのだ。
だが、そんな日々の中でも上官のライカや仲間たちとのコミュニケーションが、彼女の癒しとなっていくのだが・・・。

このゲームのいいところ

キャラクターが可愛い。
主人公のマルフーシャがまずかわいらしく、動かしたり飯を食わせたりシャワーを浴びさせる(!)ことで色々なアクションを見せてくれる。
味方キャラもみなそれぞれの個性があって全員分のエンディングが見たくなる。

仲間との会話イベントもあるため、もう何週かするのは確定事項だ。

また、ディストピア的な世界観が重くじんわりとのしかかる。
何ですかこの国は。
何ですかこの税金の量は。
また増えた!(消費税が)
また増えた!(介護保険料が)
また増えた!(国民税が)
国民税って何だよぉ!
基本給が25万あるのに、手取りが3万なんてざらだ。
マルフーシャはそんな中で、武器の購入もパラメータ強化も自腹で行わねばならないのだ。
稀にある自由時間では、飲食かシャワーを選択できる。
いや、それ二者択一にする選択肢じゃないじゃん。
飯を選べば典型的なディストピア飯だし。
俺は意地でも毎回シャワーを選んでやった。

このゲームの悪いところ

いわゆるタワーディフェンスシューティングゲームなのだが、操作が単調で飽きが早い。
まあ、ワンプレイの短さがそれをカバーしていると言えなくもないか。
まだもう何週かプレイできるくらいのやる気は残っている。

また、せっかく税金を過酷にしぼりとることでディストピア感を表現していると言うのに、中盤以降はなんとお金が余り始める。
これは、武器以外にお金を積極的に使う選択肢がないためでもあるが、
まあこれはこれで・・・お金が多少あろうが娯楽なんてないよ、というディストピア感を出すことには成功している・・・のか?

それから、取得した能力同士のシナジーがない。
これがけっこう致命的で、せっかくランダムな選択肢が提示されているのに、毎回のプレイが同じようなものになりがちである。

とにかく、プレイ開始から40日までは割と楽しくプレイできたが、
そこから80日までは惰性でプレイした感じだった。
そしてそこから20日は、絶望感とともにプレイしたのだった。

俺は、俺はただ、ライカさんと幸せになりたかっただけなのに・・・!

このゲームをやっておいて、ライカさんを嫌いになれるやついる?


いねえよなあー!!!!!!

そしてそのままライカさんを仲間にしてエンディングを見ちまうよなぁ!!!!!

ゴメンナサイ…

ゴメンナサイ、マルフーシャサン…


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