第8回シビックテックによる市民協働まちづくり講座（最終回）

2月5日（土）沖縄県宜野湾市主催のオンライン講座「シビックテックによる市民協働まちづくり講座」の第8回講座が開催されました。昨年10月から始まった本講座も今回が最終回となります。
　

【第8回講座のアジェンダ】
・プレゼン発表：各チームが関係者に対して、プレゼンテーションを実施
・講評：宜野湾市 企画部 泉川次長より
・最後のミニ講義：福島より

最終回には、宜野湾市 企画部 泉川次長にもご参加いただき、全てのプレゼンが終了した後にご講評をいただくことになっています。また、受講生の発表の様子は弊社YouTubeチャンネルからライブ配信されることから、受講生はいつもより緊張した様子で発表に臨んでいました。

【発表順】
1. 観光：「地域の観光データベースのオープン化」
2. 多文化共生：「繋がりから生まれるHappiness」
3. 子育て女性支援：「ちむぐくるでつくる三方良しのわらばー育て」
4. ジェンダー：「Agree to Disagree 〜違いを認め合う〜」
5. 公共交通：「視覚障がい者も利用しやすい公共交通を」
6. コロナ対策：「住民のニーズに応える！コロナ情報ワンストップサービス 〜住民の情報をアップデート〜」
7. 教育：「『学び場』ナビゲート」
8. 子どもの居場所：「あつまれ！こどものいえサポーター＠宜野湾」

各チームの発表内容については、宜野湾市公式YouTubeチャンネルに公開されています動画のなかでぜひご確認ください。
https://youtu.be/tE97P3P7pIg

どのチームも講座外の時間を使って関係者へのヒアリングやディスカッションを進めるなど、時間をかけて練られた素晴らしい内容でした。課題の本質も見極めた提案内容が多く、企画段階で終わらせてしまうのはもったいないため、ぜひ実現に向けて動いていってほしいと思いました。

すべての発表が終わったあと、福島から最後のミニ講義がありました。
本講座の初期に一度ご説明した内容ではありますが、講座を修了した今、改めて聞くと理解が深まります。

シビックテックでは使えるリソースは限られていますが、沢山の人に関わってもらうことで一人ひとりへの負担は少なくなります。お金をモチベーションとしなくても動いていけるような、「自分たちの地域を良くしていきたい」という思いを共有できる繋がりを作り、仲間を増やしていくことが大切です。足りない部分には、テクノロジーをどんどん活用していきましょう！

今回の講座に参加された約40名の受講生たちは、まさに地域を良くしたいと考える方ばかりです。

そこで、福島から提案発表がありました。この講座の卒業生が主体となって、宜野湾エリアを中心としたシビックテックコミュニティを作ってはどうかという提案でした！

今回の企画を実行し、運用する場としてもいいですし、集まったメンバーで新しいことを始めるのも自由です。これまで学んだ知識や手法を実践に活かしていってほしいと思います。

さて、約4ヶ月に渡ってnoteで講座の様子をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか？「シビックテックとは何か」から始まった本講座ですが、受講生の皆さんは、DIY市民（自分たちで地域の課題を解決するサービスを開発できる）になるマインドを身につけられたという印象を受けました。

この投稿の締めくくりに、受講者アンケートで寄せられたご感想の一部をご紹介したいと思います。

「シビックテックを通して人が繋がる仕組みを本講座で学べた。チームでの課題提起に対し、様々な視点での調査や意見はとても勉強になった」

「シビックテック自体のこと、ICTの事はもちろんですが、一市民として、地域の課題を解決するために動いている方々が大勢いること、そしてその力が小さいものではなく、社会を変える影響力をもつ可能性があることを知ることができました」

「一番の学びは、ＩＴに疎い人も「地域の住民」。その声をちゃんと拾う、その人が持っている情報やその人ができる事（役割）を話し合いの場で生かす事を忘れてはいけないという事です。今回、正直かなりつらい受講でした。シビックテックを学びたくて受講したのですが、周りは皆ＩＴ上級者。話についていけません。でも、いただいた情報はとても有用なものばかり。ゆっくり、ゆっくり咀嚼しながら受講しました」

この他にも素敵なご意見を沢山いただきました！

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
今後の活動もお楽しみに！

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