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【弁理士試験】短答式試験を終えて

令和4年度 弁理士試験の短答式試験の合格発表がされました。

特許庁の統計によると、今年の志願者は3,558名と昨年より300名ほど減少。
平均受験回数は4.14回、平均年齢は42.0歳。
短答式試験の合格者は、たったの284名でした。
短答式試験に合格された方々、おめでとうございます!
論文試験でのご健闘をお祈り申し上げます。

合格点は39点

合格点はその年によって変わることもありますが、例年と同様に今年も39点でした。
全問で60問なので65%以上の正答率が求められることになります。

私の受験結果は…。

私も2年ぶりに受験しましたが、
特実8/意6/商7/条9/著不8=38で合格点に届かずでした。
あと1点取れていたら。。。と悔しい思いですが、今回できなかった部分を強化して、次の経験に生かしたいと思います。

各法域での足切りもある

合格するには39点以上正答するだけでなく、
各法域においても4割以上の点数を取らなければならない [足切り規定]もあります。
全体的な点数がボーダーを超えていても不合格になるので、得意科目をのばすだけではなく、まんべんなく学習することが求められます。

受験生を苦しめる「いくつあるか」問題

今回の敗因は特許法の「いくつあるか」問題であまり点数が取れなかったことです。
「いくつあるか」問題というのは、設問のうち「正しい(または誤っている)ものはいくつありますか」という問題のことです。

「いくつあるか」問題が苦手という受験生は多いのではないでしょうか。
今年の試験は60問中、いくつあるか問題が23問ありました。

1つだけ正しいものを選ぶとか、間違ったものを選ぶ問題と異なり、当然ながら全ての選択肢について〇×の判断をしなければならないため、時間がかかります。

私はこれに時間と労力を割かれてしまい、試験の残り時間が迫ってきてかなり焦りました。

5つの選択肢のうち4つ正しい判断をしても、残りの1つをミスすると設問としては不正解が確定します。4つの正しい判断をするためにした1年間の努力はなんだったのか・・・というやるせない気持ちになってしまいます。

来年に向けて

今回は実力不足を感じましたが、これまで受けた中では一番良い点数でした。
色々と反省点はありますが、学習自体は決して無駄でなかったと信じて特許事務の仕事にも生かしていければと思います。

第02回 特許事務意見交換会のお知らせ

明日の2022/6/17(金)19:00~20:00
第2回特許事務意見交換会を開催します。

弁理士試験に興味があるという方もぜひ。
特許事務の方ならどなたでもご参加いただけます。
皆さんで楽しくおしゃべりしませんか。
詳細と参加のお申し込みは以下リンクからどうぞ。