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優しいグラサンって、環境に?人間に?社会に?

ステラマッカートニーに代表される環境にどれだけ優しいか競争はメガネ界の中でもある。メガネってSDGsの社会でいうとぶりぶりプラスチックを使用していて、石油まみれで、輸入に頼ってて、たまに危ない素材も使ってる。でもってプラスチックの板から円形を抜いて、中に入れるプラスチックレンズはめっちゃ水を使用して削る。なので商売と環境の関係性を考えれば考えるほど廃業したくなってくる。

そんな最中、再生プラスチック、再生ステンレスを使用したり、3Dプリンタを利用することで少しでも環境負荷を下げようと各社頑張ってる。

なのでそれを有り難く商材として使用させてもらってる店側としてはなるべく優しいフレームを選ぶことで優しい社会を作ろうと考えている。

そう、ボクの店の中で新作フレームが入荷したことはアピールするものの、今までみたく新作入荷DMとかは控えている。新しいものが全ての正義ではなくて持ってるものを最大限使用してもらってクタクタになったら新しいものに変えてもらうようにはしてる。メガネの入荷時期も年4回ドンドンドーンって入ってくるのではなく、1ヶ月に入荷するフレームを調整しながら、いつ来ても何か新しいものが見つかる仕組み作りとして工夫している。

レンズもなるだけ多く説明することも「優しさ」の取り組みだ。フレーム選びでいうと失敗しないメガネ選びを心掛けている。「優しさ」は永遠のテーマであり、人間社会において重要な命題となるだろう。

ウチの息子が夜中に突然、「政治は嫌いだ」って言い出した。あまりに唐突だったもので「なんで?」って言ってしまったが、たぶん彼には彼の論理があるのだろう。そしてまだ「跡取り息子」として名乗りを挙げてくれない。いうて期待してないのだが、笑。政治嫌いには何か兆候があるのだろうか、ソレを聞いてからまあまあ熟考している。親が作ったもの、おじいちゃんが作ったもの、に対するアンチテーゼが隠されているのかもしれない。いつかお前を越えてやると言ったギラギラ感がそうさせているのか、ただ単にR都知事候補のように反対反対言われても困るんだが、アンチはもしかしたら最大の支援者の可能性もあるから、今後の展開に期待だろう。緑のたぬき、赤いきつね、〇〇の工作員、右翼の爺さん、そんな絵面を見せられたら普通に嫌いになるのだろうか。ポスタージャックとかも意味があるんだけどな、そんなことを解説させないくらい嫌われてる。タイガースの試合以外YouTubeしか見ないし、X界隈の情報ばっかり取ってたら特に嫌いになるだろう。でも常に物事の本質がどこにあるかはいつも考えて欲しいものだ。まあ、パパが立候補するのが一番早いのかもしれないが、、、

服部メガネの代表になった時から「優しい経営」を目指している。照明の問題、電気使用量などどのくらい減らしたらいいかって数値化までしてないものの、まあまあ効率化をはかって電気代は一度基本単価は上がっているものの、使用量が減ったので金額が変わらないでいる。が、しかし、今回の再エネなんとかとか、いろんな徴収にビビってる。この前まで補助金くれてたかなって思っていたら、いきなりカット、そして新しい徴収システムと国はヤってくれている。しかし地球温暖化の取り組みをちゃんとやってくれるのなら仕方ないと思ってる。安いままだとジャブジャブ使い続けるだろうって親心なんじゃ無いかなって無理矢理思うようにしている。働く時間も大幅に改善してる、ボク以外は笑。

1日しか休みがないって言ってるのにそこに予定を詰めてくるヤツがいる笑。

で、そうであればもう7月から時間外労働をいっぱいしてやろうかと考えている。ボク1人働いたらなんとかなる程度の話だったら、働こうと。外に出てバイトすることを考えたら自分の店で働いた方がいいんじゃないか、万策尽きたら違うことも考えたらいいんじゃないかって思うようになってきた。あっ、自分に優しくない経営。よくよく考えてみると1人のニンゲンが接客できる人数なんてたかだか知れてる。今、担当してる顧客さまも含めて本当に一期一会を大切にせにゃならんなって思うようになってきたのも、多分人生が折り返して、だんだん終末を迎えようとしてるからかもしれない。出来るだけ丁寧にって感じはどんどん出して行こうと。

かといって失敗することも多々あるので完璧は無理っていうのも自分に言い聞かしている。

最近、めっきり海外に出たないもんで、井の中の蛙感は否めないが、頭の中のグローバル感だけはハンパない。目で見たものだけで判断するのではなくて、商品の中から地球を考え、流れの中でファッションを掴むようにしてる。展示会に行けば新しいものが見れるって頭はもう既にない。ってのも洋服なんかも考えてみて欲しい。流行ってどこにあるの?それは人間の行動する社会の中にあるんじゃないの?って。それぞれの人の頭の中に普通があり、そして意外性があり、パターン化してる部分ってあると思う。

これからはロックだよーとか、いやいやジャズだよーとか、違うミクスチャーだよーとか言われたとしてもやはり個人の嗜好によるものなのでそんなもん、雑誌や一部のオトナに言われたかないよーって世界がやってきた。そもそも世界はそんな感じだったかもしれないが、ジャンルにとらわれない自分ブランディングの中に洋服選び、そしてメガネ選びがあると考えるようになってきた。

確かに流行色ってある。今シーズンで言えばブルーだ。

当然、ブルーが似合う人、それ以外の方が似合う人がいる。流行りをどう取り入れてどうアレンジするかはその人のセンスでしかない。

が、最近の業界の悩みとして世界需要が増えたせい?生産の能力が落ちてる?って問題でタイムリーにタイムリーなものがやってこない。てか、そろそろ日本も過剰な鯖江市信仰から離れるべきなんだろうね。そもそも鯖江市って6、7万の人口だ。メガネで働いてる人ってそんなかでどんくらいあるんだろう?人口統計考えたって何人のオトナが作ってるんだろう。万本の商品に対して彼ら彼女らが作ってるとしてどのくらいのパーセントあるんだろう。って問題考えたことあります?

いやいやいやいや、福井県だともっといるはず、いや75万人だ。そんなことない、他の県からもいっぱい働きに行ってるはずだ。って言ったとしても推し量ることができるだろう。我々の住んでる神戸でも神戸牛問題があるはず。そんなに神戸に牛いましたっけ?他のとこも神戸に入れてません、みたいな。

そしたら滋賀にメガネ工場作ったって、東大阪に、淡路島に作ったっていいはずじゃない。で、鯖江のメガネってうたわなくたって高レベルの商品はできるはず。てか、機械があったら作れるよなーって。

それより何よりデザインを考えている人がどのくらいいるんだろうってのも依然問題視されている。なんちゃってのヒトは5万といるけど、いっぱいある玉型の中からボクはこれが好きーって、ラッセンが好きーってやってるヒトは多いけど一から絵を描けるヒトがどのくらいいるんだろうって。まあパクりっぱなしの業態になってる。美しい形を知ってるヒトって(そんなもんも主観と言われれば主観の問題)そんなこと考えてたらいやいや、自分で作ったら良いじゃないですかーって言われるんだけど、ボクがこのポジションで無くなったらボクのポジションは誰がするのー?って思ってたり。

優しいグラサンってハナシから色々飛んだけど、「優しさ」って単純じゃないです。そう易しくないんです。「優しさ」を小難しく考えてるそんな梅雨のちょっとした小噺でした。

そう最後に小っちゃい声でお知らせします。サングラス、あっ、グラサンの新しいのん色々入荷しています。今年はPRADAとCHLOEが新しくラインナップに加わりました。EYEVAN、DITAの新作も入荷してますのでここまで読んだってヒトいらっしゃいましたらこそっと読んだって教えてください。

皆様のお越しをお待ちしてます。


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