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Azureの音声サービスを無料で使うためにサブスクリプションキー(APIキー)を3分以内で取得する方法

コンピューターがしゃべる音声合成(Text to Speech)や、ユーザーがしゃべったことを理解する音声認識(Speech to Text)は、機械と人間の自然なやりとりには欠かせない機能です。自分でPythonやC#、JavaScriptなどのコードを書いてアプリを作る際に音声機能が必要になった場合、最も簡単なのはクラウドサービスでホストされている音声機能を呼び出すことです。

ここではAzureCognitive Service(コグニティブサービス)でサポートされれている音声機能を使うためのAPIキーを最も手っ取り早く取得する手順を紹介します。ステップはたったの4つ。とても簡単で、クレジットカードなどの登録も不要なので数分以内でキーを取得できます。ただし有効期間は一週間なので、あくまでもちょっと使ってみるという目的に限定されます。

ステップ1:音声サービスを無料で試す概要を見る

まずはこのサイトに行って、音声サービスを自分のプログラミングで試す方法についてざっと理解してください。

この中で「クレジット カード情報を使用 okせずに音声サービスを試す」のところをご覧ください。このステップに沿って次に進みます。

1「Cognitive Services を試す」に移動します。
2.[Speech API] タブを選択します。(ページ中ほどにあります)
3.[API キーの取得] を選択します。

Cognitive Servicesを試す」のサイトはここです。

ステップ2:”30日間無料”のサブスクリプションを選ぶ

APIキーの取得」をクリックすると、サブスクリプションの選択画面が出てきます。この中から「7日間の試用期間」という左の項目を選ぶので、そこの「ご利用ください」ボタンをクリックしてください。

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注意:ここのオプションでは「7日間」とありますが、音声サービスに関しては30日間試用することができます。

ステップ3:既存アカウントでサインイン

ここでお持ちのアカウントを使ってサインインします。使えるのはMicrosoftアカウントの他、Facebook、LinkedInあるいはGitHubが使えます。

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どれも持っていない場合は、メールアドレスがあればすぐに作成できますので、次のサイトを参考に作ってみて下さい。

ステップ4:使用条件で場所を選択する

条項の同意にチェックマークを入れ、サービスを使用する国を指定します。ここでは「日本」を選びます。そして「次へ」ボタンをクリックします。

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ステップ4:APIキーをゲット!

これだけでAPIが取得できます。下の画面のようにキーが二つ表示されますので、これをコピペしてどこかに保存しておいてください。この長い文字列をコードの中で参照することになります。ちなみにキーは2つのうちどちらを使っても構いません。

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サブスクリプションキーはパスワードのようなものなので大切に保管しておいてください。ただし、ここで取得したキーは7日間で使えなくなります。

もっと長く使う場合は無料のAzureアカウントを!

腰を据えて自分の開発に使用する場合はAzureのアカウントを取得したほうが得策です。この場合はクレジットカードなどの登録情報が必要になりますが、個人で試用する範囲内ではまず課金レベルには届かず、様々なサービスが12か月間無料で利用できます。無料のAzureアカウントについては次のリンクをご覧ください。


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