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DAY1:A song you like with a color in the title

最近は特に書くことないので、
以前ちょっとだけ書いてたけど投稿するのをすっかり忘れてた30-Day Song Challengeてやつをやりたいと思います。
30日間お題の曲を紹介するだけのやつ。
多分毎日はやらないので3000日くらいかかると思いますがどうぞ、よろしくお願いします笑

1日目は
DAY1:A song you like with a color in the title
和訳すると
『タイトルに色が入っている好きな曲』
ですね。面白いテーマですね。

色彩感覚って曲の全体的なイメージに繋がること多いじゃないですか。
なんかちょっと爽やかな曲だったら海やひんやりした雰囲気がピッタリ合う水色だったり、
春のことをうたった曲だったら桜散る頃を連想させるピンク色だったり。
てな感じで色って曲のイメージと結びつくこと多いんですよね。

特に日本人なんかの場合、四季がある日本において、事物の移り変わりの機微を物語や短歌などの詩として表現する文化が根付いているので、その傾向が昔から顕著だなあと感じます。
なので、色彩感覚と音楽のイメージを結びつけるのはごく自然で、そのイメージはこれからも共有され続けるものなのだろうと思います。

というわけで今回はぼくの好きな曲をいくつかあげたいと思います。

Yellow / 木村カエラ
GOLD TRAIN / リーガルリリー
オレンジ / クリープハイプ
Stay Gold / TOXXIES
Green Light /Lorde
かめのぞき色 / ズカイ

■Yellow / 木村カエラ

小学校の時から、姉の影響で木村カエラはずっと好きで、よく姉がFM802のオンエア曲をダビングしたMDで聴いてたものです。ぼくの音楽人生を語る上でこのMDは大きな意味をなしてきます。(それについてはいつかおいおい書きます。多分。)木村カエラについて、特に『Beat』や『You』あたりは本当に歌詞もメロも小4の頃のぼくにすごくぶっ刺さってたおセンチ少年だったのですが、この『Yellow』という曲はドラムを本格的にやっていた高校1.2年生の時、軽音楽部でコピーした思い出の曲でもあります。この時組んだコピバンはぼくの代でも特に仲のいい人たちが集まっていて、本当に楽しかったなァ、、(しみじみ)
この曲というか初期木村カエラ全体に言えるけど、何がいいって音像かパワーポップ感ありありのロックなところが本当にかっこいいんすよね。『Magic Music』とかギターの厚みやべえしスネアがスタンッみたいな。輪郭はめっちゃくっきりしてるし歪みは気持ちいいし音は爆音だし💯
またあのコピバンやりたいなあ。

■GOLD TRAIN / リーガルリリー

今のところ今年出た曲で一番聴いてるかもって曲。
なんか僕の中でリーガルリリーって、どこか『リッケンバッカー』の頃のあどけないけど真っ直ぐなイメージがあったんだけど、今回のアルバムで新しいリーガルリリーの形をしっかり提示したような気がしてめちゃめちゃ嬉しいです。(何様)
歌い出しの「ほう〜せき〜ばこ〜のよな〜」
らへんめちゃフラフラした旋律とか細い声なのに、サビ頭の真っ直ぐな声の伸びと真っ直ぐなメロがすごく刺さって気持ち良いなーと思いました。けど、サビ終わり「あります〜あ、り、ま、す〜⤵︎ ︎」でなんとも不安定な感じで終わるのもリーガルリリー独自のクールでダウナーな要素を感じてすごくかっこいいなあと思いました。だし、このアルバム通してなんだけど、ドラムのミックスもかなりハードなのもめちゃいいですよね。なんかリスナーを殺しにかかるような鋭さを感じます。ちなみに次の曲の『1999』の出だしのベースラインとのトラックの繋がりも最高に良いので、多分このアルバムは1年間聴くし、アルバム単位で聴いてほしい1枚だなあと思いました。

■オレンジ / クリープハイプ

オレンジって赤と黄が混じった比較的明るい色なのに、それと対称的に沈む夕陽とか、枯れゆく紅葉のように、マイナスイメージとして使うことの多い色で、いわゆるなんかエモいって感じの色のように感じます。
このオレンジって曲はサビの頭で「あのオレンジの光の先へ〜」って歌ってるんですが、一体何のオレンジを指してるんでしょうかね。というか歌詞が巧妙すぎるんですよねクリープハイプは。歌詞のストーリーは壊さず、イメージしやすい比喩を使いながら日々の退廃した生活と別れを描いているのが素敵なんですよね。あと、サビとかAメロでは過去の話の具体と、過去から見た希望であるのに対し、展開がガラッとかわるCメロ部の「あの部屋のポストに…」の部分だけ「…開けるドアはもうないから」という核心的な決別について描いていて、時系列を上手くずらしながら登場人物の関係性を表現する上で巧みな切り取り方をしていてすごいなあと思いました。
この頃のクリープハイプ、特に『踊り場から愛を込めて』から『一つになれないなら、せめて二つだけでいよう』 らへんは高校の軽音楽部で流行ったこともあって(当時はクリープハイプとゲスの極み乙女がよく流行っていた)よく聴いた覚えがあります。懐かしい。その中でもこの曲と、『手と手』とか『欠伸』なんかはよく聴いてたな〜いや高校大好きか俺は。

■Stay Gold / TOXXIES

確か3年前くらいにサウンドクラウドを始めてから、自分のなかにはなかった色んなジャンルの音楽を聴くようになったんです。それまではバンドメンバーに教えてもらったバンドとか、好きなバンドをなんとなく聴くくらいだったんですけど、ネットの海を彷徨っててみつけたのがこの曲です。今ではレイハラカミやYMOを聴くようになったけど、この頃の自分にエレクトロの5文字は理解に遠かったのです。けど、この曲は自然と体に入ってきたのを覚えてます。浮遊感あるどこか遠くから語りかけるような女声はどこか癖になるんですよね。今サンクラ見たら再生数9300近いけどそのうち50回くらい僕な気がする。

■Green Light / Lorde

ぼくこの曲のこと全く知らなかったんですけど、たしか2年前、バンドの遠征で東京に向かう車内で何気なくメンバーが流す曲を聴いてて、いいな〜と思ったのがこの曲。
サビに適する部分に至るまでの駆け上がるような盛り上がりに打ちのめされたのがどうも、ぼく、1Pです。よろしくお願いします。本当、曲最初の導入部と2回目のヴァース部分のだんだんピアノの音階が上がっていき、バスドラが高鳴っていく心臓の鼓動みたいに感じるのは本当に無駄を削ぎつつ本当に聴かせたい部分を聴かせていてすごく素敵。それから、ライブ映像もめちゃ覚えてる。ミュージカルみたいな曲とミュージカルみたいなパフォーマンス。それはもう完全にミュージカルの特徴やないかっ(ミルクボーイ)
あっ、弊バンドは遠征の度にみな好きな曲をカーステレオでかけるんですけど、ほんと皆さまセンスがよくてですね、、、車が一番ディグに向いているとぼくは思っております(当社比)

■かめのぞき色 / ズカイ

いやっ、自分のバンドあげんのかーい!
いやでもしかしお気に入りの曲なので仕方ないですね。
かめのぞき色って言われて出ますか?でませんね
なんか水色っぽい色って感じです。
ギターの煌びやかな音色や透き通った声と対称に、
「中2から少しも僕は変わってないような気がする」とか「痛みや辛さから逃げるようになっていつの間にか僕らは変わっていくの」とか、幸せの形に対する葛藤や将来を憂いたような繊細さがコントラストとして出ていて、その淡さがなんとも言えない良さに繋がっている曲だなーと感じています。この表現の仕方は到底出てこないなあと本当に他メンバーを尊敬しますね。。
その良さを壊さないように、サビでは主張して下げるとこでは下げる、セクションごとのメリハリはしっかり保つように意識しました。あと、JPOPになりたくても敢えて成りきらないようなドラムフレージングに拘りました。わざと半分に聴こえる8ビートをいれたり、Cメロで2種類のクローズリムを挟んだり、一見ポップスのフレーズっぽいけどどこかに余白を残すようにしました。
あ、ちなみに、1回目のサビと2回目のサビでリズムのノリ方微妙に違うんですけど気づきましたかね?ぜひ聴き比べてみてください。


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