見出し画像

ゼロはゴールではなく通過点!

私は今大学で心理学を学んでいる。入学当初は臨床心理士、公認心理師になりたいと思っていた。それはスクールカウンセラーになりたかったから。でも学びを続けているうちに「なんか勉強が楽しくなくなってきているな…」と感じ始めた。

なぜなんだろう?納得しないと動けない私はどこにこの原因があり、どこからズレが生じたのだろうと考えていた。

一つの原因が見つかった。それは資格が取りたいわけではなかったのだ。臨床心理士、公認心理師になるためには大学院にも行かないといけない。つまり受験が必要となってくる。そのためにはその院試に向けた勉強が必要なのは当然。もちろん資格が取りたいのであれば、そこを目指して勉強する過程すらも楽しめただろう。しかしそこではなかった。

じゃあ、私は心理学を学んで何がしたいのか?

現在の心理学、特に臨床心理学分野において大部分は、精神的な障害や人間の弱さについて研究がされている。もちろんこれは現在でも重要で大きな役割を果たしており、これから先も途絶えることなく発展を続けて行くことだろう。

でも私はそこではなく、人間の優れた機能をより活かしていくためには、どのようにアプローチしたら効果的なのか、そこに興味がある。つまり、マイナスをゼロにするための心理学ではなく、ゼロをより大きなプラスにするための心理学、それを探究していきたい。

もちろん経験上、不登校で悩むお子さん、親御さんのサポートもしていきたいが、ゴールが学校に行けるようになること(学校に行けないことをマイナスと捉えると、ゼロになること←そもそもこの捉え方すら私は好きではないが)を目指すのではなく、そこから先が重要なのではないかなと思っている。

いかに日々の生活を楽しみ、自分の将来に夢を抱けるか、そこに心理学の学びを活かしていきたい。

そもそもゼロではなくプラスにいたら、ちょっと何か問題が起こったとしても不登校にならずに済んだ子も多いのではないだろうか?そもそもが何の楽しみもなく、とりあえずみんなが行っているから、行かなくてはいけなさそうだから学校に行っておくか(これがゼロ)の状態にいるから、ちょっと問題が起こるとマイナスへ落ち込んでしまう。

病気にならないように予防医学があるように、ネガティブに陥らないように心理学も活かしていけたらより良い人生を送れるはず!

そこに気づいた時、大学での勉強がまた楽しくなってきた。もちろん科目としては何も変わってないが、目指すところがはっきりした瞬間に試験のためではなく、自分の目指す分野ではこの勉強をどう生かすことができるのか、視点が変わるだけで意欲がこんなに変わるものかと。

子ども達もテストのため、受験のための勉強となると、その先に目指すところが明確でない子にとっては苦行でしかなくなるんだろうな。

目標までの過程すら楽しむ。目標達成してもそこがゴールじゃないし、そこからまた新たな目標が出てくる。
としたら過程が楽しくないことには人生楽しくない。ずっと何かにチャレンジし続け、成長し続けてこそ、人生楽しくなるにちがいない。

***********************

ご感想、ご質問は
公式LINE「背中で育てる*eri」
へお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?