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「虎に翼」と男女平等

 虎子は司法試験に合格した、あの時代に自分の信じる道に進んだ。時代は違うが、私も男性同様な働き方をしたかった。ちょうど男女雇用機会均等法がに制定された時でタイミングもよかった。ドラマ「車いすの花嫁」を見て、これだ!理学療法士だ!迷わず、その道に進める3年制の大学に進んだ。

 病院に職が決まり、男女関係なく専門職として働く。医師もいれば看護師(当時は看護婦)、臨床検査技師、薬剤師、ただそれだけ。制服もパンツ式の白衣、男女関係なかった。私の中ではこれが普通だった。学生時代だって男女関係なく机を並べ勉強し、臨床実習先だってそうだった。世の中では男女の給料格差と言われていたが、私はピンと来ていなかった。

 ずっとこの仕事をするつもりだったが、訳あって転職し会社員をしている。なるほど、男女差というのはこういうことか。。 私がピンときていない時期にここの同僚女性たちはこういう経験をしてきたのだな。その中で、それなりに生き抜いてきたんだな。それでも昔より随分変わったらしい。確かに、私が入社して10年の間でも変わったと感じはする。しかしながら、まだ差はあるといえる。生き抜くしかない。

 虎と翼を観てると、虎子だって少しずつ顧客を獲得して前に進もうとしているんだから、私も今やれる現状で着実にステージを上げていけばいいのだと思える。それしかない。それでいいじゃないか。そうしよう。頑張ろう。





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