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親戚のおじさん

⭐️⭐️⭐️
(星の数でこの記事のオススメ度を
5段階で評価しています)


最近、いとこから嬉しい報告が来た。


「壱歩兄ちゃん!!
〇〇大学合格した!!」


僕のことを壱歩兄ちゃんと呼ぶのは
数人しかいない。


この子は
僕の5歳下の女の子で、

一人っ子でそれまで年上のいとこしか
いなかった僕にとって
はじめての妹、弟だった。


その子が生まれた日の様子は
今でも手にとるように思い出せる。


小さい頃の5歳差はかなりでかい。

あんなに小さかった子が
あと数ヶ月後には
大学生になるわけである。



感慨深くもあり、
少し寂しくもあったが
ここまで大きくなってからも
ちゃんと連絡をくれることが
素直に嬉しかった。


「おめでとう!やるやん!」


僕は返信した。


するとすぐにまた返事が来た。


「やるやろ!
もうすぐ車の免許も取りにいくねん!」



車の免許まで報告してくれるのか!


高3にしては親戚への対応が
少し無邪気すぎるかな
とは感じたが
その子にとっても
もしかしたら僕はお兄ちゃん的な存在に
なれているのかもしれない。


すぐに返信する。


「お祝いせなあかんな!
免許も取りにいくんかいな!」



ここまでは良かった。


余計な一言を付け加えてしまったのだ。


「彼氏に乗せてもらわへんの?」


やってしまった


こんな事を聞いてしまえば
もうおっさんでしかない。


ただの親戚のおっさんだ。



無視されたらどうしよう




僕の不安を他所に
すぐに返信が来た。


「ありがとう!!
彼氏おらんわ!!笑笑」




おらんわ



不覚にも少し喜んでしまった。




更に親戚のおじさん度アップ


嘘でもいいのだ


おらんと言ってくれた事に喜んでしまった。


それが更におじさん度を加速させた。

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