ちっちゃい飴ちゃん

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２、３年ほど前からだろうか。


コンビニで
６〜８個入りくらいの小さいサイズの
飴ちゃんをよく見かけるようになった。



僕が高校生の頃は無かった気がする。



大きい飴ちゃんだと
量が多いし食べきれない可能性が高いので
僕はたまに
このサイズの飴ちゃんを買うのだが
これだけ小さくても
なぜかどうしても食べ切れた事が少ない。


６〜８個しかないので１週間かけて
１日１個ずつでも
食べていれば絶対に無くなるはずだ。


それなのに、つい２日ほど前も
２個余った飴ちゃんが
袋の底でカッチカチになった状態で
カバンの奥から発見された。


マンゴー味で
結構美味しい飴ちゃんだったのに


ここまで小さいのに食べ切れないなら
もう僕はこのシリーズを
買わない方がいいのだろう。


そもそも飴ちゃん自体をそこまで
好きではないのかもしれない


誰かが持っていて食べる場面に遭遇したら


「１個ちょうだい」


と言うくらいでちょうどいいのだ。

贅沢な事をしてはいけない。





でも誰もいない時に
どうしても食べたくなったら
どうしよう


今どうしても１つ食べたい
という状況になるかもしれない。


そんな時は素直に買おう


そして周りの人たちにも手伝ってもらおう　

欲しいという人に分けてあげよう。




でも誰も貰ってくれなかったらどうしよう




そしたら誰かの前で
めちゃくちゃ美味しそうに
飴ちゃんを頬張ろう。


そうすれば釣られて
誰か貰ってくれるはず



そんな事を考えながら
僕は今日も
コンビニの飴ちゃんコーナーへと
足を向けるのであった。