無関係ホームレス

⭐️⭐️
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これは先日バイトの帰り、
難波の街を歩いていた時の話だ。

まだまだ自粛期間ということもあり
アーケードの中を
歩いている人々もかなり少なかった。

ある店の前を通り過ぎる。

ん?

気になる人物が
店の前にいた。

その人は
あくまでこれは
見ただけの情報だが

完全に家を失っているというか

なんというか

ホームを
レスっている感じの人物だった。

何をしているのだろう

その人を観察する。

彼の前にあるその店は
英国風のパブのようなもので
スポーツなどを皆で観戦しながら
お酒を飲める場所だった。

その人物はある貼り紙を見ながら
かなりうなだれている。

表情はすごく悲しそうだ。

どうしたんだろう、
何かあったのだろうか、

彼の目の前にはある張り紙があった。

その張り紙を見てみる。

そこには
その店の緊急休業を伝える旨が書いてあった。

人が密集する場所のため
休まざるを得なかったのだろう。

なるほど
彼はこのお知らせを見て
これだけ悲しんでいるのか


どういうことだ?

なぜ彼がこの張り紙を見て
こんなに悲しんでいるのだろう。

僕の頭の中に疑問符がたくさん出てくる。

僕の感想を一言でいうとこうだ。

関係ないやろ!

これに尽きる

絶対に行ったことないはずだ。


行ったことあるなら
こんな状態になっているわけがない。

彼を少し観察してみる。

歳の頃は60くらいだろうか
今にも泣き出しそうな顔をしている。

もう一度思った。

関係ないやろ!

失礼かもしれないが
そう思わずにはいられない。

そもそも
普段から20から30半ばくらいの
若い人で溢れかえる店なのだ。

このくらいの年齢の方を
あまり見かけたことがない。

ではなぜこんなに
悲しそうな表情を浮かべているのだろう。

僕はいくつか理由を考えてみた。

①単純に今の世の中を嘆いている。

新型コロナウィルスの影響で
様々な生活に支障が出ている。

その中で
一見自分には関係ないと思っていた店でも

休業となれば改めて昨今の状況を
重く受け止めてしまい
悲しい表情になってしまったのではないか

一刻も早く
状況が良くなってくれることを
願うのは誰でも同じである。

これならある程度理解できる。

②めちゃくちゃ昔のことを思い出している。

そのおじいさんにも、
もちろん若い頃があっただろう。

昔からこの大阪という街で過ごし
このパブができる前の
また違う店に通っていた時のことを思い出し
大阪も自分が知らないうちに
変わってしまったのだと
嘆いていたのではないか

張り紙など関係ない
コロナも関係ない

ただただ変わり果てた
その街の姿に
一種の悲しさというか
哀しさを感じていたのではないか。

もはや
自分の知っている大阪ではないと

そのおじいさんには哀愁が漂っていた。

並大抵のことでは漂わないであろう
おびただしい量の哀愁が

③息子が経営者

これは
その店の店長やオーナーが
そのおじいさんの息子であるという
パターンだ。

いやいや、助けてもらえよ!

と最初、この可能性を考えた時
思ってしまったが
よく考えてみると
家族の関係なんて人それぞれだ。

もしかしたらもう既に
縁が切れているのかもしれない。

しかしこのおじいさんは遠くからずっと
密かに見守っていた。

息子の仕事が
うまく行っているように感じていた。

しかしどうだろう
こんな時期に差し掛かってしまい
まさかの休業を余儀なくされた。

そのことを憂いているのではないか

④なんらかの恩恵を受けている

このパターンは非常に文章にしにくい。

なんというか
こういう店ではおそらく
飲食物の生ゴミが
毎日大量に出ることだろう。

大勢の人間が毎日食事を
しているのだから当然のことだ。

そのおこぼれというか
なんというか

あまり考えたくないが

それらを
生活のあてにしていたのではないか。


以上
4つのパターンを考えてみた。

皆さんも

いやいや
絶対このパターンやろ

というものがあれば是非教えてください。

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