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賃金上がらず

上昇スピード

物価上昇に賃金上昇が追い付いてないデータが出てきました。

「労働者の6月の実質賃金は前の年の同じ月と比べ1.6%減少しました。 物価の上昇に追いつかず15カ月連続のマイナスとなりました。

労働者が実際に受け取った給与から物価変動の影響を差し引いた実質賃金は、去年の同じ月と比べて1.6%減り15カ月連続のマイナスです。 厚生労働省は、物価の上昇が賃金の伸びを上回っているとしています。」

値上げ続く

「8月値上げされる食品の数は1100品目余りとなり、去年の同じ月との比較で7か月ぶりに減少しています。ことし10月にはいったんピークを超えると見られていますが、消費者の“値上げ疲れ”も指摘されています。

ただ、企業にとっては、電気やガスなどのエネルギーコストや物流費の上昇など価格転嫁の要因が残されていることから、値上げは緩やかながらも断続的に続くと分析しています。

乳業メーカーも、冷蔵庫で牛乳を冷やす必要があることなどから、夏場は特にエネルギー価格の高騰の影響を受けているということで、このメーカーも工場の照明をすべてLEDに変えるなど省エネに努めているものの、販売価格に転嫁せざるをえない状況になっているということです。」

個人飲食店

コーヒー豆高騰のニュース補足解説から抜粋です。

「コーヒー一杯の原価は使用する豆にもよるが一般的には10%程度、飲食メニューのなかでは原価率が低く利益率の高いメニュー。ただ、食事メニューと比べて単価が低く利益額はそれほど高くはない。
そこで食事メニューやパフェなど単価の高いもので利益額を確保する。

中小チェーンの経営は大手チェーンの出店攻勢や人件費の高騰などで経営は苦しいが、街の喫茶店の魅力に惹きつけられる若年層も増えており、個人経営の新しいスタイルのカフェも登場して活性化している

後継者難など課題もあるが、街の喫茶店はこれからも一定数生き残っていくだろう。」

個人店の強さ

補足解説にもありますように、チェーン店と個人店では経費が大きく違うので、コーヒー豆の高騰による影響が少なくなる傾向にあります。
個人店の場合、他でカバーできたり、別の部分を節約したりできるからです。
チェーン店では味わえない個性や空間を楽しむ流れは、一定数残りそうです。

ここからは独自視点

個人店の中でも生き残りに差が出る事は確実です。
利益と経費を頭に入れながら、着実にお客さんを増やしているお店は、どんな業種でも残っていくと思います。

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