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突破するデザインを読んで

初めまして。noteの未完成下書きがある塩田一平です。詳しい自己紹介はまた今度書きます。


今日のボヤキ 

今日地元の愛媛県から大阪に舞い戻ってきました。(また戻るかもしれないがこの話は置いといて・・・)まだ中心部にはいってないのですが、きょう難波のほうでバイトがあるので人がどれくらい出ているのか、どんな服装しているのか観察してこようかなと思います。

突破するデザインの本について 

今週木曜日のゼミではこの「突破するデザイン」という本を読んでのディスカッションする時間が設けられています。これは、自分たちがプロジェクトを進めていくうえで非常に重要な考え方が定義されているように思いました。この本は一言で表すと、イノベーションの新手法「意味のイノベーション」を知れるということです。

問題解決のイノベーションと意味のイノベーション

本書のイノベーションには、問題解決のイノベーションと意味のイノベーションの二つに大きく分けられています。この本の中で筆者は、そのうち物事をよくするための手法として用いられる問題解決型のイノベーションの考え方は意味のイノベーションと方向性が違うと言っているのです。イノベーションといえばデザイン思考などの手法が主なものですが、デザイン思考はユーザーの問題点を解決するアイデアを作り上げていくことを指しますが、これは前提として人々が抱えている問題を抱えており、ネガティブなことに取り組んでいるといえます。目まぐるしく社会に変化が起こっている中で重要な考え方として登場する新たな技法が意味のイノベーションという手法です。簡単に言うと、内から外への考え方、批判精神、ビジョンの質を重視しています。

内から外への考え方

 例えば、フィリップス AEHという病院の画像診断システムを具体例に挙げたいと思います。

意味のイノベーションは判断のものさしと言われていますが、フィリップスはAEHをデザインしたときにヘルスケアイメージングの品質は、マシンのパワー(古いものさし)orスキャン中に患者をよりリラックスさせること(新しいものさし)のどちらなのかという問題に直面していました。ここで親としての立場から考えてみると、子供のためによいと思うことについて考えますよね?ここで、ステファノ・マッツァーノ(フィリップスデザインの前CEO)は父親としての新たなビジョンを追求し、フィリップスは、ただの性能向上ではなく、子供たちにとって病院の環境や体験をよくすることで、より良い画像が得られるようになることを提案しました。上記の画像のように、子供が怖がらない環境を提供することでより診断がスムーズにいくようになったのです。このことから、AEHを使う理由として、装置の性能で正確な画像を得たいという古い意味から患者やスタッフがリラックスできる環境で正確な画像を得たいという新しい意味を生み出しました。

新しい意味を生み出すうえで大事なことというのは、受け手になってもらいたい人にとって、提案するものが意味ものになるかどうかということです!

批判精神

 「批判」と聞くと否定的な意味でとらえる人も多いかもしれません。ちなみに、僕もそのうちの一人ですw

以前ゼミの先生である山縣先生に批判について質問したところ、このようなことを言われました。

「critical」って批判とも訳されるし、致命的or枢要な=決定的に重要になっている意味もある。すなわち、重要なポイントは何なのかを議論を通じて明らかにしていくのが、本来の意味での「批判」だよ。

これを聞いて、否定的な意味ととらえる人はいないでしょう。新しいビジョンというのは曖昧なものであるので、価値がはっきりしていません。このビジョンをより具体化していくために批判が重要な役割を担っているのではないでしょうか。山縣先生は、行ったり来たりを繰り返すことが大事だといつも言っていますが、これは批判に通ずるものではないかと私は考えています。

終わりに

 まだまだ伝えたいことはあるのですが、とりあえず今日はここまでにしておきたいと思います。うまくまとまらずにだらだらと書いてしまいました。これも文章力に直結していくと思うので、うまく自分の考えをコンパクトにわかりやすく説明できるように頑張りたいと思います。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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