2015年学習院大学文学部日本史論述答案

答案例
 大御所徳川家斉の死後、将軍徳川家慶の下、老中水野忠邦が改革を主導した。外交面では、アヘン戦争での清の劣勢を背景に、戦争回避のため、異国船打払令を改めて薪水給与令を出す一方、軍備強化策として西洋砲術家の高島秋帆を起用し、江戸への物資供給路確保のため、印旛沼開削を命じた。内政面では、天保の飢饉からの復興策として、無宿の帰村を強制する人返しの法、都市の物価対策として株仲間解散令や倹約令を発令したが、効果はなく、江戸・大坂周辺を幕領化する上知令の失敗を受けて、水野は老中を辞任し、改革は失敗に終わった。(249字)

2015年
 設問要求…天保の改革について、指定された行数(7行)で説明する


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