2023年阪大日本史第1問答案例

摂関政治は、藤原忠平の子孫が独占した摂政・関白が、天皇とともに太政官を指導して行った政治のことをさす。地方行政や外交、受領の人事など重要事項は、陣定と呼ばれる太政官の公卿会議で審議され、天皇が最終決裁を行い、決定事項は太政官の出す太政官符や宣旨などの文書によって命令・実行された。摂政・関白は天皇の外戚として、天皇の決裁に関わり、摂政は天皇の政務を代行し、関白は成人後の天皇を補佐し、実質的に人事権を掌握するなど、強力な政治権力を保持した。(220字)

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