1999年東大日本史第4問答案例

明治初期、政府は学制公布で欧米に倣った近代的な学校教育制度の整備を開始し、その後、政策の迷走を経て、明治中期には小学校から帝国大学に至る学校制度を整備して、初等教育を義務化し、忠君愛国の教育理念を示した。明治末期に初等教育が定着したことを背景に、大正期には高等教育の拡充が図られた。15年戦争期には戦争への協力を目的とした国家主義教育が徹底され、末期には学徒出陣・勤労動員・学童疎開などの影響で教育は形骸化した。戦後、個人の尊厳が新しい理念として示され、新たな学校制度を導入された。(240字)

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