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「空気が読めない」人のメリット

空気が読めないことのデメリットとはなんだろう?
社会人の場合、以下のような場合が考えられる。

  • 会社内で浮いた存在になる

  • 社内の居心地が悪くなる

  • 上司から疎まれ、新しい仕事を任せてもらえない

  • 出世が望めなくなる

では逆に、空気が読めないことのメリットとはなんだろう?

  • 社内で浮いた存在になるので煩わしい人間関係から開放される

  • 社内で浮くことで、飲み会やランチに誘われなくなるので、一人の自由な時間が増える

  • 新たな仕事を任せてもらえないので、残業が減る

  • 出世を望めなくなるので、好きに発言できる

これらは、自分の体験に基づいた内容である。3年前、社内で大幅に人事異動が行なわれた際、新たな上司である部長と馴染めず、部長が作る「空気」
を読めず、ストレスを抱え、メンタルに支障をきたし、降格を申し出た。
その後に起こったことを羅列した内容が前述のリストだ。
これを見た人はどう思うだろう?「社内の居心地が悪くなるなんて最悪だ」
と思う人もいるだろう。でも、社内の人間関係を煩わしいと感じている人ならどうだろう?
私は「空気を読めなかった」結果として、メリットの方が大きいと思っている。空気を読むことができた結果、部長に信頼されて課長に登用された私の同僚は今、たしかに上司から仕事を任せられているが、その大半はやりがいいとは無縁の雑用にしか見えない。そして課長は、空気が読めてしまうで、「そんな仕事受注しても、労力ばかりかかって売上も利益も、やり甲斐もないだろう」という仕事にノーと言えない。

私は今、小さな仕事しか任せてもらえていないが、自由を謳歌している。
責任の範囲が小さいがゆえ、自分の思うように仕事を進めても、誰にも文句は言われない。そして、出世に固執してないので、客観的な視点を持てるようになり、周りを冷静に見渡せるようになった。

何より、社内に漂う重たい空気に、「水を差す」ことができるようになった。みんなが感じていても空気を読んで言えない意見を、空気を読まずに大胆に発言できるようになった。最近、私の意見やアイデアについて、会議の後に聞きに来る同僚や先輩が少しずつ増えてきた。
やっぱり、みんな思っていても言えないことがたくさんあるんだ。
そう思えてくると、今の立場も悪くないし、自分を卑下する必要もないことに気づいた。私は出世したいのではなく、仕事ができるようになりたい。

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