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新司法試験純粋未修から一発合格への道~第1話 体系的に理解する?~

体系的に理解せよとは言われるけど・・・

法科大学院に入ると、広く深い法律の海(または森?)の壮大さに圧倒されます。
そこで指導担当の先生は「法律は体系的に理解することが大事だ」と言います。
では体系的に理解するにはどうしたらいいのでしょうか?
私のnoteの最初のhackをご紹介します。

インデックスラベルを作ろう

騙されたと思ってこれをやってみてください。

このインデックスラベルを購入し、コクヨの無料ソフト「合わせ名人」で基本書のインデックスラベルを作るのです。
まずは内田民法2でやってみましょう。こんな感じです。


慣れないうちは教科書の目次通りにつくるのでOKです。慣れてきたら自分なりにアレンジして作成できるようになります。
そのあと、その他の内田民法や刑法や憲法などでも作ってみましょう。
このインデックスラベルを作る作業を通じて、まずは教科書全体を俯瞰する経験をすることができます。
私は最終的には、全部の法律基本書と、伊藤塾の試験対策講座にもこのラベルを作って貼っていました。

作成したラベルの例

例えば刑法では私はこんな感じで、教科書の章見出しと、それに該当する条文などを色を分けて記載していました。

インデックスラベルの効能

これはやってみて気づいたのですが、教科書の必要なところにすぐにアクセスできること、そして、常に目次が露出しているという点からも、否応がなしに常にその法律の体系を目にするのです。
法律の勉強をしていても、目次を毎日見ることはないですよね。
でもラベルを貼った教科書を使っていれば、毎日、それこそ一日中教科書の目次に接していることになるので、体系への接点が増えます。

筆者はこれを販売していました。

受験生の悩みのひとつに「教科書が高い!」というのがあるのですが、私は主要な基本書のインデックスラベルを作成して、それをヤフオクで1枚500円で販売していました。
結構都内の受験生から注文があり、基本書を1冊買うくらいの売上はすぐに確保できました。法科大学院1年の終わりから2年の始めにかけて半年間ほどその販売をしていたのですが、7万円くらいの売上になりました。原価は1枚137円程度と大したことありません。
これで3年分の基本書を買うお金はある程度自分で作れました。
ちなみによく売れたのは内田民法用と前田刑法用でした。あとはシケタイ用がよく売れました。やはり、受験生によく使われている基本書のインデックスがよく売れました。

ある日、司法試験の合格発表をみたところ、私からインデックスラベルを購入した人が合格していました。
とても嬉しいことなのですが、やはり、これは自分で作ることに意味があるので、手間を惜しまず作ってみることを強くお勧めします。

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