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読書レビュー:同志少女よ、敵を撃て(逢坂冬馬 著)



やっぱむちゃ面白かったのだ



さて、今更私がレビューするまでもないくらい、既に立派な賞を受賞されているこちらを読んだのだ


第二次世界大戦…というか独ソ戦を舞台とした、ロシアの女性兵士に焦点をあてた物語なのだ



というのも実際に当時ロシアには女性兵士、女性狙撃手が居て


作中には実在する伝説の女性スナイパーなんかも登場するのだが



とにかく相当に緻密で丁寧な事実確認や時代背景の調査が膨大な資料と専門家と作者の協力によって行われており


これがデビュー作というのだから、ほんとうにものすごい事だと思ったのだ



さて、小説という事であまり内容には触れたくないし


評価という点でも私が言うまでもなく
「間違いなく面白い」
ことは明らかなので


今回はこんな人におすすめするぞという点をさっくり記していこうと思うのだ


①スナイパーに憧れを持っている

FPSや某3Dロボットアクションをプレイする時に、ついついスナイパーライフルを選んでしまうロマンチックな少年心を持ったあなた

あなたは間違いなくこの本が好きになると思うのだ!


なんと言っても、作中の女性狙撃手やライバル狙撃手のマニアックな狙撃描写は

たまらん


の一言なのだ!



②リアリティのあるお話が好き


いやぁ〜この作品人気だけどリアリティがさあ〜


なんて言ってしまうちょっとナナメに構えがちなティーンズメンタルを忘れないあなた!

間違いなくこの作品にはリアリティが存在しているのだ!


あなたも安心してこの作品を楽しめること請け合いなのだな


③ミステリーやサスペンスが好き


さて、概要だけだと堅苦しい戦争小説か、もしくは表紙からウキウキバトルアクションライトノベルを想像する人もいるかもしれないが(偏見)


緻密なドラマ性や伏線回収、どんでん返しのようなミステリー性もしっかり盛り込まれた作品だと思うのだな!


分厚くてビビるかもしれないが、一気に読んでしまうようなパワーがあるのだ!





さて、昨今の情勢もあって興味のある人、逆にこういう時だからこそフィクションとしての作品を敬遠している人もいるかもしれないが


様々な視点、価値観を持った登場人物たちが思い悩みながら成長していく様は、ひとつの資料としても申し分ないレベルだと思うのだ



ほんとうに、私が言うまでもなく素晴らしい作品なので、皆さまにも是非読んでもらいたい


この時代の人類の哀れっぷりはものすごいのだ

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