「大手志向は悪か」
はじめまして。ご覧いただきありがとうございます。
こちらの記事では、よく取り上げられる「大手orベンチャー問題」について、私個人の意見を述べています。
「安定志向なら大手!」「今の時代はベンチャーで力をつけるべきだ!」「裁量権が欲しいならベンチャーだ!」「大手なら福利厚生が整っている!」
結局どっちがいいの・・・?
様々な意見が飛び交っている中で、同じような疑問を感じている就活生の参考になれば幸いです。
(この記事での「大手企業」は上場企業、「ベンチャー企業」は創業15年以内の企業をイメージしております。)
まずは自己紹介
私は、22卒として就活していた地方国立学生です。3年生の5月から、4年生の6月まで約1年間の就活を経て、最終的に100年以上の歴史を持つメーカーに内定をいただき、終活しました。
就活中は、大手、ベンチャー、スタートアップ、中小など様々な業界や規模間の企業を見て、ぎりぎりまで就活軸も定まりませんでした。
そんな、ブレブレな私なりの意見を述べます。
結論
大手がいいか、ベンチャーがいいか。就活を1年以上続けてきた私なりの答えは
「わからない。」
です。最後の最後までわかりませんでした。
結論、どの選択肢を取るべきかは、入社後に社会人となった本人にしかわからないと思います。
むしろ、学生の身分で、「どの会社に行くべきか」に明確な答えを出せる人の方が少ないでしょう。根本的に社会人経験のない学生がキャリアを決断することは、とても難しいことであると思います。
また、就活の1年間なんて、社会人としての40年以上に比べれば非常に短い期間ですし、学生から見える企業や社会はほんの一部でしかないと思います。加えて、社会人の先輩方ですら、それぞれの価値観や立場からのポジショントークでしか語れないと考えています。
どこにも答えがない中、どうファーストキャリアを決めるべきか。
私なりの答えは、
納得のいく決断をすること
であると考えています。
そして、納得のいく決断には「食わず嫌いをしないこと」が重要であると考えます。自分で決めなければならないからこそ、大手・ベンチャーをフラットに見ることで、できる限り視野を広げて決断することが大切であると思います。
また、就活シーンにおいて、自己分析が重要視されているように感じます。実際、就活を進めるうえで、一つの指針になると思います。しかし、自己分析は所詮過去の経験から推測することしかできないため、万能ではありません。これから経験することに自分がどのように反応するかは、その時にしかわかりません。だからこそ、自分自身を決めつけすぎずに、外の情報を受け取る必要がある。
結局、どれだけ”自分探し”をしても、ファーストキャリアはある程度決め打ち的な部分が大きいと思います。
今の内定先に決め打ちした理由
私は前述のとおり、いわゆる大手企業に内定承諾しました。しかし、就活当初は、ベンチャーやスタートアップをメインに就活を進めていました。私の特性として、「成長意欲の高さ」があったため、チャレンジ・成長=ベンチャーという短絡的な考えでベンチャーを見ていました。ただ、志望していたベンチャー企業の本選考にすべて落ちたことで、大手を考えはじめることになりました。
ここで、大手・ベンチャー両方を見て感じたことを書きます。
・成長意欲は大手でも(もちろん)必要である。
一般的にベンチャーを推す理由として、「これからは会社に頼らず、個人としての力をつけていくべきだ。」という意見があります。この意見が正しいかどうかは、わかりません。しかし、この意見と同時に出てくる”華々しい経歴を持った成功者”は疑うべきでしょう。実際に、ベンチャーに行って思い描いているキャリアを辿ることができる人は何%なのか。ベンチャーに行けば誰でも、今の時代を生き抜く力が手に入るわけではない思います。また、当たり前のことですが、大手企業の成長にも社員の成長が必要でしょう。大手で成長できない人がベンチャーなら成長できるか、と言われると非常怪しいですよね。
これらの考えにより、単なる成長意欲ではなく、「自分がどこに向かいたいか」を重視するようになり、「海外志向」という軸を重きに置くようになりました。そこで、現在の就職先に内定承諾を決意しました。
最後に
前述のとおり、就活はある程度決め打ちになってしまうと思います。私の「海外志向」もそのうちの一つです。
だからこそ、自分の中だけに答えを探すのではなく、外の情報を偏見を持たずに取りに行き、自分の直観を大切にしてほしいです。そして、インターン、説明会、座談会、セミナー、OB訪問等を通して、多角的に情報を取りに行き、自分なりの答えを導き出してほしいと思います。
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