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【3CX V18】クラウドPBX BASIC - 1. 3CXのインストール(Installing 3CX)

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こんにちは、CCアーキテクトの辻です。3CX Advanced Certificationを取得するために、3CXサイトの記事を機械翻訳し日本語にしてから勉強しました。その時のメモなどをNoteにまとめていきます(こちらはメモページなのでオリジナルページ内コンテンツの視聴も強く推奨です)

※注:3CXサイトの記事が元ネタです。不明瞭な部分やおかしいな?と感じるところは原文を参照ください。


3CX導入のご相談は、CCアーキテクトまでお気軽にお問い合わせください。

# 3CX構築・Genesys構築のエキスパート CCアーキテクト (cc-arc.com)


オリジナルページ

Module 1. Installing 3CX
⇒解説動画と解説スライドがあります。


前提条件:オペレーティングシステム

・サポートされているOSやバージョン
・Linux Debian 10 (amd64アーキテクチャ)
 ・3CXのISOをダウンロードする
・Microsoft Windows 10 64ビット版(ProまたはEnterprise)
・マイクロソフト Windows サーバー:2019, 2016

■OSはすべて64ビットアーキテクチャである必要。3CXは32ビットのOSにはインストールできない。
■リンク: https://www.3cx.com/docs/manual/installing-debian-linux-pbx

前提条件:Windowsオペレーティングシステム

■インストールプロセスを開始する前に、すべての Windows アップデートがインストールされていることを確認。(.NETアップデート含む)
■サードパーティアプリケーションが可能な限り含まれていないことが必要。右記は3CXに干渉:Microsoft Exchange、MS SQL、DNSサーバーソフトウェアまたは役割、VPNソフトウェアまたはアダプター。
■3CXを新しい専用マシンにインストールすることをお勧め。
■アンチウイルスソフト:3CXのデータフォルダがフィルタリングされないように。HTTPとHTTPSのトラフィックがネットワークトラフィックのスキャンから除外されていることを確認。

前提条件:Linuxオペレーティングシステム

■3CX専用のLinuxOSを使用:インストールプロセスで必要なすべてのアップデートが自動的にインストールされ、OSのアップデートは3CXが行う。
■他のソフトウェアがインストールされていないこと。
■3CXで使用するための専用ソフトであること。
■3CXのISOをダウンロードして使用する。
■リンク: https://www.3cx.com/docs/manual/installing-debian-linux-pbx

前提条件:ローカルVMとして実行

■仮想化環境に3CXをインストールする場合、テストしたプラットフォームのいずれかを使用することをお勧め。
■テストされた仮想化プラットフォームは、Microsoft Hyper-V、VMWare ESXi、KVM、Citrix XenServer。プラットフォームを使用する場合、最小バージョンの要件を確認し、適合するようにする。

テスト済みのハイパーバイザー・プラットフォーム:
・Microsoft Hyper V (≥ 2016)
・VMware ESXi (≥ 6.5)
・KVM (≥ 2.8)
・Citrix XenServer (≥ 7.0)

■ホスティングプラットフォーム:Openstack with KVMがテスト済み。Amazon AWSのEC2とLightsailマシン、Digital Ocean、Google Cloud Engine、MicrosoftのAzureプラットフォーム、OVHなど多くのデータセンターでこのインフラが使用されている。3CXの導入ウィザードを使用して導入が可能。
■その他のOpenstack Version 2以降と互換性のあるプロバイダー:使用できるが、プロバイダーをデプロイメント・ウィザードにリンクさせるために、APIの詳細を手動で追加する必要。⇒中級トレーニング・コースのPBX Expressモジュールで説明。
■その他のクラウドホスティングプロバイダー:3CX ISOをDebianインスタンスにアップロードし、オンプレミスの展開と同じようにISOから直接展開。
■3CXでホストされている場合:カスタマーまたはパートナーポータルから3CX導入ウィザードを使用することも可能。
■3CX ISO:ローカルのベアメタルマシンやローカルのハイパーバイザーに使用することも可能。

前提条件:ハードウェア

■ハードウェアの仕様は導入規模に依存。
■推奨する要件:https://www.3cx.com/docs/recommended-hardware-specifications-for-3cx
■上記仕様は、ベアメタルのスタンドアロンマシン、ローカルまたはクラウド上の仮想化環境のいずれでも利用可能。
■通話を録音するのであれば、ハードディスクのサイズは非常に重要:録音はオンザフライでディスクに書き込まれるため、ハードディスクのリード/ライト速度が通話録音のニーズをカバーできることを確認する必要がある。

前提条件:ネットワーク(LAN)

■ネットワーク要件はシンプル。3CXサーバーを有線接続でネットワークに接続。インストールをオンプレミス設定として使用する場合、(ユーザーと3CXサーバーが同じLAN上にある場合)このLANが使用するIPアドレスはRFC 1918で定義されるプライベート範囲である必要がある。
■RFCに準拠したアドレス体系を内部で使用することにより、PBXのFQDNではなくIPアドレスでPBXにアクセス可能。HTTPSではなくHTTPでローカルにプロビジョニングすることが可能。
■3CXは、複数のネットワークカードを持つサーバーにインストールでき、それらを使用するように設定できるが、必要でない場合はサーバーのネットワーク設定を複雑にしないことをお勧め。
■このモジュールでは、ネットワークカードが1枚しかないサーバーにインストールする方法について説明。つまり、1つのIPアドレスが割り当てられていて、他の使用しないネットワークアダプタをすべて無効にする。(ただ単にプラグを抜いたり、"Not Connected "と表示するだけではだめ)

前提条件:ネットワーク(WAN)

■3CXのようなIP PBXを導入するということは、おそらくVoIPプロバイダーを通話に利用するということ。ほとんどの場合、リモート内線も利用することになると考えられる。⇒中級トレーニングコースの「リモート内線」モジュールで、リモート内線について説明。
■通信を可能にするために、3CXとインターネットの間にあるファイアウォールを通過するトラフィックが発生。このファイアウォールにアクセスし、設定することが必要。
■3CXからインターネットに常にフィルタリングされずにアクセスできること。つまり、3CXが3cx.comおよび3cx.netドメインに送信するトラフィックは、HTTPSプロキシを通過してはいけない。ファイアウォールは少なくともこれらの特定ドメインへのトラフィックについて、ディープパケットインスペクションを実行してはいけない。(そうしないとライセンスキーの有効化、アップデートのダウンロード、3CX WebMeetingへのアクセスに関連する問題が発生する可能性がある)
■必須ではないが、スタティックなグローバルIPを持つことは、すべての外部通信に安定性をもたらすので、検討すべき事項。
■ネットワークで送信トラフィックに制限がある場合、PBXは最低限このフィルタリングから除外される必要がある。
■アウトバウンドトラフィックを許可する
 ・アクティベーション: activate.3cx.com (V18U2より)
 ・アップデート: downloads-global.3cx.com
 ・WebMeeting:  wmr.3cx.net & MCU Servers (詳細は、「ファイアウォールの設定」モジュールを参照)

前提条件:ライセンスキー

■3CXのインストール中に、ライセンス・キーの提供を求められる。現在3種類のライセンス・キーが提供されている。

スタンダード版:スタンダード版では、VoIPプロバイダー、ゲートウェイ、エクステンションの作成に制限はありません。3CXが提供する基本的な機能のほとんどを利用できますが、いくつかの制限事項があります。3CXのFQDN、SSL証明書、SMTPサーバーを使用する必要があります。

プロ・エディション: Pro Editionでは、キュー、2台以上のPBXのブリッジング、CRMインテグレーション、ホテルサービスなど、より多くの機能を使用できるようになります。

エンタープライズ・エディション:Enterprise Editionは、3CXの全機能を有効にします。ライセンスは別のサーバーでも有効化でき(必要な場合)、フェイルオーバー・ソリューションやシナリオの可能性を広げます。その他の機能として、企業の管理者はIP電話のカスタマイズや通話録音のコントロールができるようになります。

■機能詳細、有償版ライセンス購入のご相談はこちらまで:3CX構築・Genesys構築のエキスパート CCアーキテクト (cc-arc.com)

■無料で年間ライセンスキーを取得することが可能。このライセンスは、スタンダード版の機能が有効になっている。無料ライセンスキーは、インストール作業中にリンク先にあるフォームに入力することで取得可能。ライセンスキーは、インストーラが最初に要求するものの1つなので、インストール作業を始める前に入手しておくことが重要。
■3CXは、ライセンスキーがないとインストールできない。(無償版入手先: https://www.3cx.com/phone-system/download-phone-system )

外部FQDN

■3CXのセットアップには、FQDNが必要。FQDNを使用すると、リモートの3CXアプリとエンドポイントにシームレスに接続が可能。また、すべてのリモート接続はSSL証明書を使用したHTTPS経由になるためより安全。
■3CXは、選択したサブドメインでFQDNを設定し、Let's Encrypt SSL証明書を作成し、自動的に設定してくれる。
■SSL証明書と3CXでの使用に関する詳細は、SSL証明書の使用方法に関するガイドを参照( https://www.3cx.com/blog/docs/ssl-crt-csr )
■静的パブリックIPアドレスを持つことが推奨:ダイナミックIPを使用することも可能だが、IPが変更されると、PBXで外線電話やリモートアプリとの通話にダウンタイムが発生する。(新しいIPが外部に知られるようになるまでに時間がかかるため。このプロセスはDNSプロパゲーションと呼ばれる。このため、ダイナミックIPの使用はテスト目的のみにお勧め)
■動的IPを使用する場合、3CXが提供するFQDNを使用すること。3CXは、新しいパブリックIPアドレスが使用されていることを検出すると、FQDNのDNSレコードを自動的に更新する。3CXは、永久ライセンス・キーの保守契約が有効である限り、または年間キーが最新である限り、SSL証明書とFQDNを有効に維持する。

3CXドメイン

■このモジュールでは、3CXのFQDNを使用。
■簡単で信頼性の高い選択であり、最小限の設定しか必要としない。
■セットアップ中ホスト名の選択と希望するドメインが尋ねられる。
■3CXのトップレベルドメインは、地域ごとに分かれており、さまざまなものを選択することが可能。ホスト名が利用可能な場合、インストールウィザードは自動的に必要なすべてのDNSエントリを作成し、FQDNをライセンスキーに割り当て、SSL証明書を生成し、ダウンロードし、インストールに適用する。
■標準3CXライセンスを使用している場合、カスタムFQDNの提供を求められることはなく、ページが自動的に表示される。ProfessionalまたはEnterpriseライセンスを使用している場合は、3CXが提供するFQDNまたはユーザー独自のFQDNを使用するオプションが表示される。
■リクエストした特定のFQDNが使用されている場合、新しいホスト名を選択するか、別の3CXドメインを選択することが可能。

PBXが使用するネットワークポート

■ある時点で、インストーラは、どのHTTPおよびHTTPSポートを使用したいかを尋ねてくる。デフォルト値は5000(RFC1918に基ずくローカルLANのみ)と5001(ローカルLANおよびWAN)だが、3CXでは汎用性の高いNGINX Web Serverを使用しているため、代わりに80と443を選択することも可能。IISなど他のアプリケーションがこれらのポートを使用していないことが前提。
■Webサーバーのポートに加え、PBXのSIPポートとTunnelポートを選択するよう指示される。
■これらのポートは、PBXのインストール時にのみ設定することができる。3CXのプラグアンドプレイ方式による電話のプロビジョニングを利用するため、SIPポートとしてポート5060に制限されることはない。
■トンネルポートのデフォルトは5090

内部IPまたはFQDN

■内部FQDNの使用を選択した場合、インストールプロセスを開始する前に、ローカルDNSサーバーにAレコードを作成する。これは、3CXサーバーのLAN IPアドレスを指す必要がある。次に、PBX設定ウィザードで、独自のマネージドDNSを使用するオプションが表示されるまで進み、この時点で、ローカルFQDNを入力するオプションを使用する。
■内部FQDNを使用したくない場合は、「ローカルIP」オプションを使用するだけ。

内部FQDNかIPか?

■外部FQDNは必須だが、内部FQDNは必ずしも必要ではない。3CXサーバーのプライベートIPアドレスを使用することが可能。
■ただし、DNSを分割して設定する場合、またはフェイルオーバーソリューションを設定する場合は、内部FQDNが必要にる。この場合、インストール時に独自の証明書を提供する必要があり、静的なパブリックIPアドレスと、設定可能なローカルDNSおよびDHCPサーバーを使用する必要がある。

Webベースのセットアップウィザード

■PBXのExtension Digit Lengthを選択する必要がある。
■これは、システムを一から再インストールして設定しない限り、絶対に変更できないので、非常に重要な決定事項。
■バックアップとリストアで、以前の内線桁長に戻すことが可能。内線桁数を選択する際は、常に将来の成長を考慮する必要がある。
■システム更新情報、バックアップ・リストアの進捗状況、各種システム警告、情報通知などの重要なお知らせを送信するための電子メールアドレスが必要。
■3CXはSMTPプロトコルを使用して、管理者への通知、およびアカウント作成時にユーザーに送信されるWelcomeメール、PDFに変換して送信される受信ファックス、ボイスメールや不在着信の通知など、その他のさまざまな電子メールを送信する。
■インストール段階では、3CX SMTPサーバーが使用される。ProfessionalまたはEnterpriseライセンスキーを有効化している場合、カスタムSMTPサーバーまたはMicrosoft 365を定義するオプションはインストール段階では利用できないが、インストールが完了し、管理コンソールにログインした後に設定することが可能。
■IP電話機が使用するデフォルトタイムゾーンを入力するよう促される。レポートとタイムスケジューリングオートメーションはシステム時刻を使用するため、この入力は影響しない。しかし、Linux版では、システム時刻はOSレベルで設定されるため、サーバー時刻の管理が非常に簡単になる。Windows版では、手動で設定する必要がある。
■インストール先の国を選択する必要がある。これにより、その国の番号にE164形式で電話をかけることができるようになる。ボイスメール番号も国によって設定される。3CXのデフォルトのボイスメール番号は999だが、ある国でこの番号が緊急番号として使用されている場合、ボイスメール番号は666に設定される(例えば、イギリスやシンガポールでは、このように設定される)

登録

■最後に、3CXのライセンス認証を行う。キーが新しく、以前に登録されていない場合、この段階でライセンスの詳細が要求される。
■3CXリセラーの場合は、[リセラーID]フィールドに6桁のパートナーIDを入力し、このキーをパートナーポータルに割り当てる。
■すでに情報がある場合は、この手順を省略して、PBXが自動的に起動する。

完了

■ライセンス登録後、ログインして管理コンソールにアクセスできるようになり、新しい3CXのインストールを使い始める準備が整う。

■Linux環境での3CXのインストールをビデオで確認。⇒オリジナルサイトで動画が視聴できます。

3CXのことを詳しく聞きたい。興味があるという方はぜひ、こちらまでお気軽にお問い合わせください。

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