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#128 【フタ止めシール廃止】カップヌードルのすごい構造

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https://stand.fm/episodes/60ba01e13612c631f7677b96

★フタ止めシール廃止の理由

1971年の誕生から、発売50周年を迎えた
日清食品の「カップヌードル」が、
フタ止めシールを廃止したことが話題となりました。
https://www.nissin.com/jp/news/9604

このシールは、お湯を注いで3分間待つときに、
フタが開いて、中身が冷めるのを防いだり、
十分に調理するためだったりするためのものですよね。

ファンからは惜しむ声が多いですが、
それでも廃止に至った理由は、
プラスチックの削減のためだそうです。
この廃止により、年間33トンのプラスチック原料が削減できるということで、
地球環境を考えてのことだったようですね。

★新しいフタの登場

一方で、ただ単にシールを廃止するだけではなく、
シールなしでも適切にフタを止めることができるように、
新しいフタを開発していました。

これが"Wタブ"と呼ばれるもので、これまでは1つしかなかったタブが、
左右に1つずつ、合計2つ設けられることになりました。
ネコの耳みたいで、カワイイですよね。
公式の動画でも、途中でネコのキャラが登場します。
https://youtu.be/oU4UvRuRdMs

おそらくですが、
このフタの形状も、何らかの形で知的財産権の取得に動いているのではないかと、
予想しております。

さすがに、この程度で特許はちょっと難しいかもしれませんが、
例えば、新しいフタの形状について意匠出願や商標出願をしている可能性は考えられます。

というのも、日清食品は知的財産にかなり力を入れてきた歴史があるからなんですね。

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