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耀く「阿弥陀三尊像」にチャレンジ 【仏画曼荼羅アート教室】

仏画曼荼羅アート教室では、現在の課題が「阿弥陀三尊立像」。同じ見本を模写しても人それぞれが異なる作品になる。それを推奨する教室なので初心者であろうが熟達者であろうが同じ目線でチャレンジしている。描く人の独創性が表現されれば嬉しい限りである。
 
寺院などで中尊の仏像の両脇に仏像が並び安置されている三尊を見かけることが多い。その三尊が並ぶのは仏像の安置形式の一つで、阿弥陀如来像であれば、左脇侍に観音菩薩、そして右脇侍に勢至菩薩を配した三尊形式で継がれている。
では、なぜ、阿弥陀如来像には観音菩薩と勢至菩薩なのかといえば、観音菩薩は阿弥陀如来の「慈悲」をあらわす化身とされ、勢至菩薩は「智慧」をあらわす化身とされているからである。
両菩薩像は同じような仏像なので見分けづらいが、法衣以外に左脇侍の観音菩薩は、頭上の髻(たぶさ/髪を頭上で束ねたもの)の正面に阿弥陀の化仏(けぶつ)を表し、勢至菩薩は同じ位置に水瓶を表すので、両脇侍は比較的区別がつけやすい。
 
日本全国の寺院で見かける阿弥陀三尊像の中でも、国宝とされている三尊像が六カ寺にある。参考まで紹介(ウィキペディア参照)すると、中尊寺(岩手県)、清涼寺(京都府)、仁和寺(京都府)、三千院(京都府)、法隆寺(奈良県)、そして浄土寺(兵庫県)。
その中の兵庫県小野市にある「浄土寺」の阿弥陀如三尊像の迫力に圧倒されたことが記憶にあり、皆さんに紹介している。鎌倉時代の快慶作で、中央の阿弥陀如来立像の高さが5m30㎝、両脇侍のそれぞれの立像が3m70㎝である。この三尊像をモチーフに生徒さんたちが描いたのが下記のものである。17㎝×35㎝のサイズ。



リポート&写真/ 渡邉雄二  阿弥陀三尊像写真/ 浄土寺(小野市)提供 作品/ 仏画曼荼羅アート教室の皆さん
 
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