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「色即是空」を表現してみると。 空、つまり無がイメージの中に浮かんでくる。

先日の仏画曼陀羅アート教室では、前回の課題が「紙上枯山水庭園」の制作だった。
島々と白砂上に何かを表現するにあたり、薬師如来像を一体入れることを必須にみなさん頑張られた。

多くが、自分の人生をダブらせながら思いを表現されていた。誕生から来世までをイメージした作品もある。この機会だから少し考えてみた、と今までを振り返り、これから死ぬまで残された人生を考えることができたと言う方など、さまざまだった。

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紙上枯山水庭園を表現 (横 縦)

そして今回、一日で完結する課題は「○△□」。人が誕生し、○から始まり□、そして○になる。
○を空とし、人は成長ごとに角が増えていく。最終はまた実体のない空になる。無になってしまう。

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般若心経の「色不異空空不異色 色即是空空即是色」につながる○△□を描いた。
また、枯山水庭園と同じように、それぞれの想いや表現の違いが表現されていた。
楽しく取り組まれていたのがメチャ印象的だった。

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レポート & 写真 / 渡邉雄二 制作/ 仏画曼陀羅アート教室の生徒さん

よろしければサポートお願いします。日本の伝統文化に関心を寄せています。若いころに文化圏の異なる地域の方たちとの交流で日本のことをあまりにも知らなかったことに気づかされ、それがきっかけで広く浅く学んでいます。拙いレポートですが、お目に留めていただければ幸です。