見出し画像

光雲寺の本堂に釈迦如来と十大弟子の二尊 【霊芝山光雲寺を訪ね-Ⅴ-】

過去に参拝したことがない寺院を訪れて際に必ず確認するのが本尊。寺院によってさまざまで、また宗派によって異なる場合があるので確認は欠かせない。事前に調べていく場合でもできるだけ確かめる。まして大きい寺院になると本尊の両脇に仏像が並んでいる場合も多い。その仏像の名前も知ることで本尊への興味が増す。
 
前回紹介した御寺泉涌寺も三世仏として三尊が並んでいた。シリーズで紹介している「光雲寺」の本尊は釈迦如来坐像で、その釈迦像の両脇に二体の仏像が立っていた。釈迦像に向かって右に摩訶迦葉尊者(まかかしょうそんじゃ)、左に阿難尊者(あなんそんじゃ)という仏様。本尊として祀られている釈迦如来像にはこの二尊者が脇侍として安置されている場合が多い。
 
摩訶迦葉尊者は釈尊の十大弟子の一人で、釈尊の入滅後は、その教えをまとめるなど実質的な後継者として存在したことは伝えられている。一方、阿難尊者は、いつも釈尊に寄り添っていたので教えをまとめるに当たって、もっとも教えを身近で聞いたということで欠かすことができない存在であったという。そういうことから釈迦如来像には、この尊者が脇を固めることになったようである。
 
何百年という時を経てきた仏像も多い。多くの人たちの崇拝の対象として今に受け継がれ、そして未来へと続いていく。手を合わせ、眺め、そして心の声で語りかけるとすべてを救い取ってくれるような気がするから不思議だ。
 

本尊である釈迦如来坐像
脇侍の摩訶迦葉尊者 (ピンボケですいません)
脇侍の阿難尊者


 リポート&写真/ 渡邉雄二 

#臨済宗南禅寺派 #光雲寺 #南禅寺禅センター #本堂須弥壇 #釈迦如来坐像 #脇侍 #摩訶迦葉尊者 #阿難尊者  

#尾道 #尾道観光 #尾道千光寺 #尾道文化紀行 #尾道観光大志 #仏画曼荼羅アート #佛日寺 #福泉寺 #渡邉雄二 #心と体のなごみブログ #ライブインテリジェンスアカデミー  

尾道・文化紀行 https://asulight0911.com/hiroshima_onomichi/

よろしければサポートお願いします。日本の伝統文化に関心を寄せています。若いころに文化圏の異なる地域の方たちとの交流で日本のことをあまりにも知らなかったことに気づかされ、それがきっかけで広く浅く学んでいます。拙いレポートですが、お目に留めていただければ幸です。