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仕事とは何か

「働く」と「暮らす」の関係は切っても切り離せないもの。1日の時間は24時間。人によって生活スタイルは様々だけれど、時間をどのように使うかによって心の充実度は大きく変わると思います。

どうせ使うなら苦しいよりは楽しい方がいい。苦しいなら何かその先に達成感を味わいたい。と感じる人が多いんじゃないでしょうか。

私自身のことについて話すと、私は大学を卒業後、3年間、営業事務の仕事をしていました。25歳になった時、このままじゃダメだ! 40代になった時、子どもが居たら「お母さんはやりたいことをやって今があるの」と言いたい! と思ったんです。(まあ、今、子どもはいませんが、やりたいことをやってきたので後悔はしていません。)

ここからですね、自分の「やりたいこと」に夢中になって進み出したのは。10代の頃に映画を作る仕事に関わりたいって思っていたので、正社員を辞めて思い切ってその世界に飛び込みました。紆余曲折はありましたが、30歳からは作品を書いてそれを仕事にしたいと思いながら、派遣や契約の仕事をして続けていました。

話は少し飛びますが、今、私はキャリアコンサルタントとして支援をしてきて5年になります。自分らしく働いていくことは、自分らしく生きることだと思います。これまで多くの方の話しを伺ってきましたが、変化の早い時代、これからの時代は「仕事に就く」という考えではなく、どんな風に生きていくかを考えることがとても重要だと感じています。

私がキャリアカウンセラーに出会ったのは2012年、大学で契約職員として働いている時でした。同僚の正職員の方たちは公務員でした。キャリアセンターで働いていて、50代の女性職員からパワハラを受けていました。悔しい思いをしていた時、キャリア支援室長をされている教授に相談をしたところ、人事部にアカハラやパワハラなどの相談窓口があることを教えていただき相談にいったんです。

そのキャリアカウンセラーの方と出会えて、私は、「働く」=「生きる」だと初めて認識できたんです。私は自分のしてきたことを、これからも続けていくことが自分らしくいられることだと思えました。自分の内面から、やり続けることが軸だと気づき、ここでのことは通過点だと考えられ、その環境を乗り越えることができたんです。

そのカウンセラーの方に、私はプライベートで物語を書いていて、それが本当にやっていきたいことなので割り切ることもできるのですが、非常勤というだけで酷い対応をされ、我慢しなければならないことに悔しさを感じている、と伝えました。カウンセラーの方が「いいじゃない! どこか強さがあるなあって感じてたのはそれだったんですね。ぜひ、それは続けていってください」という言葉の花束をくださったことで背中を押してもらえました。そこからずっと私は、今も「書くこと」があって、生きて、働くことができています。迷いは全くなくなりました。

それから3年後、私は、キャリアコンサルタントの資格を取得し、「自分らしく働くことにその人自身が気づくことができる」支援をしています。

自分が経験したことを多くの人に伝えていきたいという思いが、今の私の原動力になっています。

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